【神対応】任天堂、ゲームボーイが壊れた95歳のおばあちゃんに新品をプレゼント

95歳になってもなおゲームボーイ(しかも3台目だそう)で遊んでいたのですが、ついに故障してしまいました。そして時を同じくして、持ち主自身も体調を崩してしまいます。

オリジナルのゲームボーイは2003年に製造中止となっており、彼女が地元の店を回って探してもすでに販売されておらず、修理をしてもらうこともできなかったそうです。

そんなとき、彼女の息子(95歳の女性にとっては孫)から「任天堂は神対応で有名だから、相談してみたら」というアドバイスをもらいます。それを「紙対応」と勘違いした彼女は、任天堂あてに直筆の手紙を送り、「なんとかして母にもう一度ゲームボーイを楽しませてあげたい」と頼んでみました。

任天堂のカスタマーサポートから返事が届いたのは、その1週間後のこと。そこには「初代ゲームボーイはすでに部品がなく、修理はできません」との内容が。しかし、そこに同封されていたのは、なんと新品のゲームボーイ。同社の倉庫に眠っていたのが見つかったんだとか。そして「今後、何年もお母さまがテトリスを楽しめますように」というメッセージまで添えられていたそうです。

彼女の母親は少なくともその後4年間、4代目のゲームボーイでテトリスを楽しんだのち、99歳で亡くなりました。多くの思い出や財産とともに、テトリスの高得点記録を残して天寿をまっとうされたのでしょう。

あとひと言。初代ゲームボーイ画面はわずか2万3000画素程度で、非常に見にくいですね(我々の目が鮮やかな最新機種に慣れただけかもしれませんが)。ライトの下でも見づらいほどコントラストが不明瞭です。彼女のお母様もご高齢でしたし、Switchとか、せめてニンテンドー2DS XLとか、そういう大きくて明るい画面のある後継機種のほうが使いやすかったのかな、とも思います。なんたって、3台ものゲームボーイを愛用してくれたお客さんなんですから。