岩田教授のやり方が受け容れられなかったのは日本の組織構造が悪いのだ、欧米でなら受け容れられた!という論調に反論。
高山先生が発表された内容が正しければ、岩田教授のやり方は世界のどこであってもまず許されません。
理由は簡単、災害現場で最も重要な指揮命令系統の確立に反したからです。続
— Taku Kazamaki (@kazacky) 2020年2月20日
災害現場の定義は「突発的な事象に対処するための各種資源の需要が、その供給が大幅に上回る状況」です。その定義からすると、今回のDP船内は間違いなく災害現場でした。
災害現場では、今回のように様々な機関が入り乱れて活動を行います。警察、消防、自衛隊、行政組織などなど…… 続
— Taku Kazamaki (@kazacky) 2020年2月20日
それらが一つの現場で勝手気ままに活動を行っていては現場は大混乱に陥ります。不確定な要素が多く、突発的事象も起こり得る災害現場において、混乱は危険と同義です。
そのため、災害現場でまず一番にすべきこと、常に最優先にすべきことは「指揮命令系統の確立 Command & Control」なのです。続
— Taku Kazamaki (@kazacky) 2020年2月20日
指揮命令系統の確立は安全の確保よりも優先されます。なぜなら、指揮命令系統が蔑ろにされれば安全確保が出来ないからです。
災害領域の世界的な合言葉にCSCATTTというものがあります。現場での優先順位を頭文字で示したものですが、最初のC=Command & Controlは2つめのSafetyより先にきています。続
— Taku Kazamaki (@kazacky) 2020年2月20日
したがって岩田教授がやった「いきなり来た部外者が、指揮命令系統を無視して勝手に末端の活動に介入する」なんてことは、世界のどこであろうと許されるわけがありません。
岩田教授が本当に現場を変えたかったなら、まずしかるべき命令権限を持つ現場上層部と信頼関係を構築し、協議すべきでした。続
— Taku Kazamaki (@kazacky) 2020年2月20日
なお彼が上層部に進言しようとしたことを動画内で主張されていますが、それが受け容れられなかった理由はわかりません。言い方が悪かったのか、非現実的だったのか、はたまた個人的な因縁があったのか…… そこは検証されるべきでしょう。しかし、受け容れられないなら潔く下船すべきでした。続
— Taku Kazamaki (@kazacky) 2020年2月20日
それを無視して勝手に行動したのであれば、現場の安全を脅かす存在に過ぎず、下船を命令されても当然です。
— Taku Kazamaki (@kazacky) 2020年2月20日
あのですね?そもそも、ぶっちゃけるとDP自体が巨大なレッドゾーンなんすよ。
その中でグリーンゾーンを確保するとすれば、各居室しかなかったと思いますよ。
下船なんて危険すぎます。— 借入主任 @相談ちう (@yamasin50) 2020年2月20日
悪いところを見つけるのは難しくないんですよね
そこから改善に向かうのが難しい
システムの改修なんかも同じです— 見習いエンジニア (@minaraiengineer) 2020年2月20日
いやいやこんなんなら誰だって口出ししたくなるわ。見えないバリアでゾーニングしてるんですから?? pic.twitter.com/XWB6AJD2sK
— ハイゼン(映画のレビューは基本生放送で。経済・社会問題的ツイ多し?) (@WeNeedSkyfall) 2020年2月20日
指揮命令が間違っていたから500人以上の乗客乗員が感染したんじゃないんですか?
色々な手段を取って行動された岩田先生は素晴らしいと思います。— なかむ (@nakamu05281) 2020年2月20日
指揮系統で権限を持っている人の対応が間違っている事が明らかになったと言う事が、岩田さんの功績だね。
間違った人が権限を持っている恐ろしさを教えてくれて、岩田さんに感謝だね。
クルーズ船で感染した、厚労省職員、検疫官、DMATの感染者には本当に申し訳ないね。
— Yayoi (@wyayoi) 2020年2月20日