夜型人間、無理して朝型の生活をすることで死亡リスク上昇の可能性

43万人以上を対象に行われた6年半の研究調査によると、夜型人間は朝型人間よりも死亡リスクが10%高いことが分かった。

38歳から73歳の約50万人について情報を集めた。対象者は自らを「間違いなく朝型(27%)」、「どちらかというと朝型(35%)」、「どちらかというと夜型(28%)」、「間違いなく夜型(9%)」のいずれかに分類し、さらに体重や喫煙習慣、社会経済的地位を記録した。全部で1万500人の死亡例が6年半にわたり記録された。

その結果、「間違いなく夜型」の人たちは「間違いなく朝型」の人たちより死亡するリスクが10%高いことが分かった。さらにこのタイプの人たちは、精神的疾患、糖尿病、胃や呼吸器の不調にかかる割合が高く、一夜あたりの睡眠時間が短かった。また喫煙、アルコール飲料やコーヒーの摂取、違法薬物の使用の確率も高かった。

「夜遅くまで起きている人の体内時計が、外部環境と合わないことが死亡リスクの高い原因」
「精神的ストレスや、体と合わない時間帯の食事、運動不足、睡眠不足、1人で夜起きていること、もしくは薬物やアルコールの使用なども原因の可能性がある」