子どもの発想は本当に想像を超える。
『水と食塩水が同じ量あります。味見をせずに見分ける方法を挙げなさい』といった問題があった。
教科書の方法、模範解答の例を次々と答える子どもの中に、
『両方にメダカを入れる』
と答えた児童がいた。
他の児童は笑った。— rikuパパ /育児中1y5m/育休明け小学校教師/ (@rikuikukyu) 2019年3月3日
この児童は、メダカが淡水魚であり、塩水の中では生きられないと考えてそう答えていた。
倫理的な観点はあるが、これはバイオアッセイというれっきとした検査法である。
かつて炭鉱では、ガス検知のためにカナリア使っていたのと同じだ。
これを伝えるとすげえ!と拍手が起こった。
— rikuパパ /育児中1y5m/育休明け小学校教師/ (@rikuikukyu) 2019年3月3日
ちなみに、その児童はその前に、『食塩水は限界まで濃くしたものですか?』と聞いていた。
分かりやすくするためにそうし考えていい事にした。
おそらく、以前食塩は毒性があり、ヒトに致死量があると話していたことも覚えていたと思う。
それを踏まえると、問題に対しては間違いなく正答だろう。
— rikuパパ /育児中1y5m/育休明け小学校教師/ (@rikuikukyu) 2019年3月3日
その後は、刺激された児童が色々な方法を出してきた。
『傷口にかける』というものもあった。
過激だが、これはパッチテストのような方法だと評価した。『袋に水を入れて、浮いたほうが食塩水』
これは、死海で人が浮いている映像を見せたことから思いついたようだ。— rikuパパ /育児中1y5m/育休明け小学校教師/ (@rikuikukyu) 2019年3月3日
なお、教科書通りの回答は以下
●蒸発させる
●さらに食塩を溶かして、早く溶け残ったほうが食塩水
●重さを測る
などでした。— rikuパパ /育児中1y5m/育休明け小学校教師/ (@rikuikukyu) 2019年3月3日
黒板に書ききれなくなった(笑) pic.twitter.com/zxexkSRz6A
— rikuパパ /育児中1y5m/育休明け小学校教師/ (@rikuikukyu) 2019年3月3日
私は、こういう閃きのある人が世の中の問題を解決していくと思う。
人と違うことを考えられるだけでもすごいことだし、それを伝える事もすごい事。
という事で、いつものごとく全員べた褒めで終了です(笑)— rikuパパ /育児中1y5m/育休明け小学校教師/ (@rikuikukyu) 2019年3月3日
伸びてきてるので、皆さんたにひとつだけ。
褒めていただいてますが、子どもの発想を伸ばすのは、公教育では標準です。教え込みはまず良しとしません。
さくらんぼやかけ算順序など、断片で広まり信頼が低下してますが、ぜひ授業を見て下さい
公教育は死んでいません。批判もいいが、是非応援を。
— rikuパパ /育児中1y5m/育休明け小学校教師/ (@rikuikukyu) 2019年3月3日
長男聞いてみたら(食塩水という単語を知らないので、塩を入れた水と表現)、
「そんなもん簡単。パスタ茹でて、美味しい方が塩が入っている水!」と言うておりました。
普段、妻がパスタを茹でる時に子供に塩の投入役をやらせています(^_^)
— おおしまわたる@シールおじさん (@libayl049) 2019年3月3日