私の父の最後の大仕事を見てください
歌舞伎座正面入口入った突き当たりに飾られてある歴代歌舞伎座のレリーフです
父は彫刻家ですが野心に溢れているタイプではなく、静かにひたすら黙々と作っていました
人に利用されてばかりで、父の作品に自分のサインを入れて発表している人も多々見ました
続く pic.twitter.com/hC3csKNr0U— 池山れい (@Ikeyama_rei) September 27, 2022
怒りもしない人なので、時にはお給料のかわりに立派なキャベツや立派な白菜や上等な蜂蜜なんかを渡されて帰ってきたこともありました
やっと!と喜んだのは東京駅の干支のレリーフ(未以外)でしたがNHKの特集で父じゃない人が父の作品をペチペチと触りながら制作の苦労話をしていました
続く pic.twitter.com/Lm4SAxFdLv— 池山れい (@Ikeyama_rei) September 27, 2022
その時の怒りやら悲しみやら悔しさやらは今でも言葉になりません
涙が出ました
新聞にも載りましたが父に頼んだ会社がチームで作った風に載っていました
未だけは父作ではないので間違いではないのでしょう
土色の顔で帰ってきた事もありました
父の口からは愚痴も文句も弱音も聞いたことがありません pic.twitter.com/tNKsddy4r4— 池山れい (@Ikeyama_rei) September 27, 2022
この歌舞伎座のレリーフ4枚には小さく 池山 と名が入っています
何十年も静かに作り続けてきた父が初めてそっと入れた名です
それはあまりにも目立たないけど、ただただ嬉しかった
歌舞伎座の担当の方がちゃんと父の名を入れるようにと、本当に良くしてくれたそうです
心から感謝しています pic.twitter.com/TkTGjMFkeE— 池山れい (@Ikeyama_rei) September 27, 2022
父の作品はどれもとても穏やかで静かで
喜怒哀楽どの感情でもないような
男女も明確ではなく精霊のような感じ
私は父の作品が大好きです
父・池山栄一を心から尊敬しています最後まで読んでくださった方々、父の作品を見てくださった方々に心より御礼申し上げます pic.twitter.com/V6RRzgp1D9
— 池山れい (@Ikeyama_rei) September 27, 2022
追記
誤解を招く表現であったかもしれず申し訳ありません
父は…身体的に制作が難しくなり大きな仕事は受けられなくなりましたが、今でも身の回りを片付けつつ少しだけ制作を続けながらニコニコしています
まだ存命です写真は幼少期の私と父です pic.twitter.com/XAjjlipLEi
— 池山れい (@Ikeyama_rei) September 27, 2022
こんなに反響があるとは思ってもいませんでした
当時から1人でも多くの人に知ってもらいたいと何度もSNSで声を上げていました
定期的に伝え続けてはいたのですがまさか急にこんな事になるとは
言葉が足りない部分もありますが
多くの方に父の作品を観てもらえて本当に嬉しいです
ありがとうございます— 池山れい (@Ikeyama_rei) September 28, 2022
わ!!お写真ありがとうございます!!
これの3枚目下のひつじ以外が父が手掛けたものです。— 池山れい (@Ikeyama_rei) September 28, 2022
昨年、念願の東京駅を見に行き、このレリーフを見た時の感動は今でも忘れません。
人が居るのも忘れて美しい天井を見ながら写真をいっぱい撮らせて頂きました。素敵な作品をこの世に生み出して下さった事を感謝致します…とお伝えください。
池山様もお父様もご自愛ください。 pic.twitter.com/SSSbmam7Xu
— みこ@せうる (@emimikoseuru) September 28, 2022
初めまして突然すみません。東京駅が新しくなってレリーフを一目見て幻想的で素晴らしくて、人混みの中気にもせずカメラを向けたこと思い出しました。本当に素晴らしい作品の話しを拝見出来、嬉しく思います。 pic.twitter.com/lpg7U6tjN3
— よね@猿です?? (@yone1567) September 27, 2022