タイムラインを見ているうちに、こんな表を考えました。ことばには複数の意味があるのが普通ですが、複数の意味を覚えておくと特に役立つことばがあります。一方だけが正しい、一方は知らんというのでなく、両方覚えておいて、場合に応じた解釈をするといいでしょう。 pic.twitter.com/0u5DioO0JA
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) June 10, 2022
ちなみに、この表は左右のどちらが古い意味、新しい意味というわけでもありません。一般的な文章を読むときは、まずは①の意味で、次に②の意味で解釈してみるといいのではないか、という観点で並べてあります。この順番は、将来的には変わる可能性があります。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) June 10, 2022
英語の勉強をするときも、古文の勉強をするときも、ひとつの意味だけ覚えておけばいい、なんてことはありません。現代日本語を理解し、使用するときも、これとまったく同じです。この表のうち、特に「敷居が高い」には3つの意味を示してありますが、他の語だってさらに別の意味があります。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) June 10, 2022
たまたまこんな表がFBでシェアされているのをみかけました。「間違い」と軽々しく言ってはいけないものですね。 pic.twitter.com/HoE41Uh7sn
— Enigma (@suguskun) June 10, 2022
この表見てたら、辞典の古い版って残しとく意味あるんですか? って高校時代に司書の先生に尋ねたところ、
辞典とは単に「その言葉の持つ元の意味」を説明したものではなく、
「その時代にその言葉がどういう意味でどういう使われ方をしていたか」を説明したものだと教わったのを思い出しました。— リベイン (@Ribaine08) June 10, 2022
言葉って変わっていくものですもんね。
『君子豹変す』の豹変も今は悪い意味に使われてますが、元は良い方向に変わるという意味でしたし。— 真奈美の雑多アカウント (@manaminsunsan) June 10, 2022
姑息は「ずるい、卑怯」の意で使われることがほぼ100%ですが、
ある時、やや古い医学書の中に「…これは姑息的療法ではあるが…」との記述を見つけた時はちょっと感動しました。
つまり「一時しのぎ、対症療法」ということですね。
— rioneige (@ryo_rioneige) June 10, 2022
誤用も続いていけばそのうちそれが正となる、それも言語の成長であるとわかってはいるけど、
確信犯のように既に根付いてしまったものはともかく、役不足などはなんとか訂正していきたいなぁ…
— 眼鏡 (@Rance_gi998) June 10, 2022