「人は貧乏だとIQが下がる」という地獄みたいな研究結果

「今月の支払い最低額をどうやって払う?
また支払いができないかな?
今回は給料日ローンを組むべきか?」

ちょっとくすぐられただけで、脳のなかが大騒ぎになりかねない。

そしてこの大騒ぎが能力に影響した。

裕福な被験者は大騒ぎを起こさず、簡単なシナリオを見た場合と同じくらい成績が良かった。

一方の貧しい被験者は、成績がかなり悪かった。

貧しい人たちは欠乏にちょっとくすぐられるだけで、突然、知能がかなり劣って見えるようになる。

欠乏のことで頭がいっぱいになって、流動性知能の得点が低くなるのだ。

私たちはこの研究を膨大な回数行なったが、結果はいつも同じ。

(中略)

それとくらべてモールで見られた影響はどれくらい大きかったかと言うと、もっと大きかったのだ。

あなたは完全に徹夜したあと、自分がどれだけ冴えていると思うだろう?

翌朝、どれくらい頭が働く?

私たちの研究が明らかにしたところでは、貧しい人たちにとって、金銭にまつわる心配が生じることのほうがひどい睡眠不足になるより、認知能力を大きく損なわれのだ。

(中略)

これらの課題で、農民たちの成績は収穫前のほうが収穫後よりはるかに悪いことがわかった。

同じ人なのに、貧しいとき(収穫前)のほうが裕福なとき(収穫後)より、流動性知能と実行制御のテスト結果が悪かったのだ。