最近5歳の娘が、叱られた時や思い通りにいかなかった時に「私なんていないほうがいいんだ…」と言うようになった。
もう、若い時の自分にそっくり。
昨日またそんなことを言い始めたので、「そんな気持ちになるのはよくわかるけど、それを言うのは自分の命を使った脅迫で、人を不快にさせる。
— 小咲もも (@mangakakuhito) December 13, 2022
あなたが『私なんていなくなった方がいいんだ…』と言った時、あなたが求めていたことは、自分がいなくなることではなくて、人に優しくしてもらうことだったはずだ。
そういう時は『寂しいから優しくして』や『悲しいから慰めて』と言いなさい。それがあなたの本心なのだから。
— 小咲もも (@mangakakuhito) December 13, 2022
相手を試すような言い方では他人の心を動かせない。でも本心を伝えれば、周りは応えてくれるから。」と伝えた。
そして実際に、私がやってみせた。
「ママなんていないほうがいいんだ」と言った時と、「寂しいから抱きしめて欲しいな」と伝えた時、どう感じるか。色で喩えてごらんなさいと言った。— 小咲もも (@mangakakuhito) December 13, 2022
前者は、娘の心は黒くなったという。後者は、白くなったといった。
そして後者のセリフを言うと、娘はすぐ私を抱きしめてくれた。私も若い時、よくこんなセリフを吐いた。母に対して。
母は優しくて気が弱かったから、「そんなこと言わないで」「ももちゃんが大事だよ」と何度も言ってくれた。
— 小咲もも (@mangakakuhito) December 13, 2022
じゃあ私がそれで幸せだったかというと、全然そうじゃなかった。
私の心には、"脅迫によって母を思い通りにした"という後ろめたさと、
母より優位に立てたという優越感とそんな優越感をもつ自分への自己嫌悪しかなかった。そして何故か、自分が本当に愛されているとは実感できず、不安は残った。
— 小咲もも (@mangakakuhito) December 13, 2022
馬鹿な私は同じようなことを、母以外の人にもしたけど、そんなことしてもただ嫌われるか、呆れられて離れるだけ。
そしてますます「私なんていない方がいいんだ」となった。私が娘を止めたのは、こうした手段がちっとも役に立たないばかりか、自分を不幸にさせることを身をもって知っていたからだ。
— 小咲もも (@mangakakuhito) December 13, 2022
今思えば、あの時の私は自分の本心に向き合ってなかったから、不安な気持ちや悲しい気持ちが解消されなかったのだと思う。
私は素直に言うべきだったのだ。
悲しい、寂しい、不安、と。でもそういったネガティブな気持ちを吐露すると、自分が負けてしまう気がした。
本当はそんなことないのに。— 小咲もも (@mangakakuhito) December 13, 2022
成長して、自分の心に素直になることが大切だと知った私は、自分の命を使った脅迫をしなくなった。
夫に対しても、たまに不安になった時は、
「愛されてるか不安な気持ちだから、抱きしめて欲しい」
と伝える。
すると夫は応えてくれる。— 小咲もも (@mangakakuhito) December 13, 2022
一度だけ、自分の精神が壊滅的だった時に、「私なんて…」を夫に対してやってしまったことがあったが、夫はイライラしながら「なんでそんなことを言うわけ?」と言った。
そう、脅迫は、人を思い通りにさせようとするのが透けて見えて、周りを不快にさせるだけ…
そして自分の命を軽んじる行為なので— 小咲もも (@mangakakuhito) December 13, 2022
自分を蔑ろにすることにもなる。
寂しいから、悲しいから、大事にして欲しいはずなのに
やってることは自分の尊厳を傷つけることなのだ。娘はまだ5歳だ。だからすぐには、「私なんて」を言う癖は治らないかもしれない。
でもそう言うたびに、きちんと教えていこうと思う。
自分に素直になることを。— 小咲もも (@mangakakuhito) December 13, 2022
参考になったのなら幸いです。
大事に思ってる相手ほど、そう言われると悲しくなっちゃいますよね。
「うまい伝え方を知らないだけで、傷ついてるんだな」と思うと、腹が立つよりも手を差し伸べたくなるので、そんな視点を持ち続けたいなと思います。— 小咲もも (@mangakakuhito) December 15, 2022
私は「自分なんていないほうがいいんだ」って私に言ってくる人は私に甘えてるんだな、と思って「そーんなこと言わない」ってヨシヨシしてあげます。なぜならば私に絶対嫌われることがないと信じてるから言えることだと思うから。そんなに私のことが好きか、と思って笑
— てんしょんあがるー (@UP_UPUPUP_UP) December 15, 2022
娘が機嫌を悪くした原因は、"アイス屋さんごっこをした時にお客さん役の私のやり方が気に食わなかったから"です。
娘の言うことに一理ある時は必ず謝罪しています。ただ娘が自分のワガママを押し付けるような時は、その場凌ぎで謝罪するのは本人のためにならないと思っています。— 小咲もも (@mangakakuhito) December 15, 2022
生きづらさを隠して生きた親子の話#漫画が読めるハッシュタグ#世界自閉症啓発デー (1/3) pic.twitter.com/fYxlrD2XwC
— 水谷アス◆漫画連載中/月・水・金 (@mizutanias) April 2, 2022