なんか笑える動画としてこれを紹介してる人がいたけど、これ火砕流だから

5月26日に火砕流による負傷者が出たことから、九大観測所長は島原市長に対し、上木場地区住民に避難勧告を出すように助言し、実行された。

しかし、報道機関は迫力のある映像を求めて避難勧告地域に立ち入った。

その後、火砕流の予想を超える展開で、上木場地区に危険性が高まった。

そのため、九大観測所長は、29日には16時過ぎと22時過ぎの2回にわたって、避難勧告地域内の上木場地区で取材中の報道機関や、警備中の消防団を退去させるよう、島原市災害対策本部に助言した。

市の要請に消防団は応じたが、多くの報道機関は法的に強制力がないことや、報道の使命を理由に応じなかった。

31日にも九大観測所長は再度退去を要請したが、報道機関はこれにも応じなかった。

その後、避難住民留守宅の電源や電話が、一部の報道機関によって無断使用されていることが発覚し、避難していた消防団は、6月2日昼前、警備のため再度上木場地区に戻った。

そして、翌3日の大火砕流で死者43人を出す大惨事となった。