私は親の仕事の関係で10歳で渡米した時に白人ばかりいる住宅地に住むことになり、差別は色々と経験させてもらったのと、自分が日本人である、というアイデンティティを強烈に叩き込まれた。
その中でも一番よく覚えているエピソードは、5年生の時の社会科のクラスでの出来事だ。
(続
— Misa ????緩和・老年内科 (@HealthyPlanet7) June 7, 2020
『自然災害』について2人1組で調べてクラスの前で発表する、と言う課題だった。
私は渡米してからまだ半年、まだ英語が全然喋れなかったので電子辞書を駆使しながら何とかコミュニケーションをとっている時期だった。隣の席の親切な男子と一緒に「地震」についてやろう、と話し合っていた。
(続
— Misa ????緩和・老年内科 (@HealthyPlanet7) June 7, 2020
お題が被らないようにテーマを決めたら先生に申告するスタイルだったが、
私の前に座っていた女の子2人組が「パールハーバーをやります」と言い出してびっくりした。まだ小学校5年生だったが、流石にパールハーバーは自然災害じゃないことくらい分かった。
驚いたことに社会科の先生がそれに
(続
— Misa ????緩和・老年内科 (@HealthyPlanet7) June 7, 2020
OKを出したので、思わず、英語が分からないなりに、"Not natural disaster!"と先生に伝えた。
先生は「いや、突然の出来事だったから、災害で良いんだ」というニュアンスのことを言った(と思う)。
この時、日本人のプライドというかアイデンティティが沸々と頭をもたげて、
私は電子辞書で(続
— Misa ????緩和・老年内科 (@HealthyPlanet7) June 7, 2020
「原爆」と打って、隣の男子に、「これをやるのは?」というようなことを言った。
その子が英語が喋れない私に代わって
「先生、Atomic bombはどうなんですか?」と聞いてくれたのだが、
社会科の先生は血相を変えて
「駄目だ!」と言い放った。納得がいかず
「Why? 原爆も突然だった」と(続
— Misa ????緩和・老年内科 (@HealthyPlanet7) June 7, 2020
いうようなことを言ったら、
「校長室へ行きなさい」
と言われて、終了した。結局、校長室では特に何か注意されたわけでもなく、
私は隣の男子と『地震』について発表し、私の前の女子たちは『パールハーバー』について発表して、
何事もなかったように終了した。でも、私はあの社会科の先生
(続
— Misa ????緩和・老年内科 (@HealthyPlanet7) June 7, 2020
を一生忘れないし、私の目の前に座っていた女の子たちのことも一生忘れないだろう。
そして、私は自分が『日本人である』ことを強烈に痛感したあの日を忘れることはないだろう。
彼らは、私のことを覚えているだろうか。
単なる思い出話、オチ無しです。
(終
— Misa ????緩和・老年内科 (@HealthyPlanet7) June 7, 2020
私も、その先生にはずっと卒業まで嫌われてしまいました??
ただ、自分の中の正義に対して素直でいることの重要さも感じました。
しん。さんもお辛かったかと思いますが、自分の正義にまっすぐ向き合われたのは立派だと思います。— Misa ????緩和・老年内科 (@HealthyPlanet7) June 7, 2020
それはお辛いご経験でしたね…
私も、子供ながら歴史をきちんと説明できるほど知らなかったので、歯痒い気持ちだったことを覚えています。
— Misa ????緩和・老年内科 (@HealthyPlanet7) June 7, 2020
お二人のやりとりを読んでて、やはり今の日本の教育は問題あるなと感じました。日本は近代の歴史を教科書には載せるけど教えない。勝手にデリケートな事件として触れない。
本来なら様々な視点から討論すべき事なのに。
コレでは他国に罵倒されても反論できないですよね。— ??マクロー?? (@sephikana) June 7, 2020
実際にパールハーバーに行きましたが、展示は、日本を非難するような内容では決してなく、日本軍が軍事施設だけを狙い、民間飛行機を見逃したことなど、非常に公平に展示しています。むしろ日本軍の正々堂々とした軍人精神を高く評価しているようにさえ見えました。
— レモン (@Mojitan2050) June 7, 2020
おっしゃるとおりですね。
このエピソードは差別ではなくて、自分のアイデンティティについて考えさせられたという意味でシェアさせていただいたのですが、国が違うと、根本的な考え方や認識から異なることが多いですよね。
— Misa ????緩和・老年内科 (@HealthyPlanet7) June 7, 2020
そもそも考え方の違いなので、こちらが差別だって言っても話が進まないんですよね。言われている方からするとどうかと思う内容でも、あちらは当たり前だと思っている状態。これじゃあ問題は解決しないはずです。
— あっくん@北京で引きこもる医学生 (@asahi12311) June 7, 2020
相手の文化背景を理解して認めるのがコツだと思います。中国の方に日本のことを言われ慣れているので、特に何も思わなくなりました笑笑
— あっくん@北京で引きこもる医学生 (@asahi12311) June 7, 2020
私の地域も9割白人でした。
NYは、やはりアメリカの中では非常に特殊な場所だな、と感じさせられます。
マンハッタンの外に出ると、トランプ氏が大統領になることが一切不思議でない国だと痛感させられます。— Misa ????緩和・老年内科 (@HealthyPlanet7) June 7, 2020
米国の戦勝国神話はまだまだ健在なんですね。
日本の近現代史が敗戦国神話になっていて、まともな検証が出来ない現状が一番悲しいですが。
双方言い分があり、歴史を多角的に見られる知性と理性を磨きたいなと思っています。
— にまめ (@mihocosto) June 7, 2020
戦前の中等学校や高等女学校では、「東洋史」という科目がありました。
我が国と、東洋諸国というよりも、欧米列強の植民地であった諸地域との関係を学ぶものでした。戦後の「世界史」という科目は、我が国との関係を切り離して、国外への関心を持たないようにとの、占領政策の一環です。
— 木鶏 (@mtmwr996) June 7, 2020
まず5年生で「では原爆は?」と思いつき、発言したこと自体がすごいと思いました
日本人は普通いわれるままでしょうし、仮におかしいと思ってもそこで黙ってしまうでしょう
「それはおかしい」的なアクションは起こせないでしょう…— Chrysanthemum Water?? (@ADAMAS_2) June 7, 2020
… 歴史の真実は1つでも、国によって異なるということですね
米国ではなぜ真珠湾で宣戦布告なしになったか、なぜ日本が真珠湾攻撃をしなければいけなかったかは教えてないでしょう
同様に原爆は悪い大日本帝国を懲らしめ、米国人の犠牲者を減らした正しいことだったという歴史認識でしょう…— Chrysanthemum Water?? (@ADAMAS_2) June 7, 2020
言い返さないと侮蔑される社会ですよね。私は社会人になって住んだため、陰湿でした。例えば飛行機の座席は羽根の横。ホテル部屋はハウスキーパー部屋かエレベーターの隣。気付いてからは毎回強く変更を求めました。「満室で無理」などと平然と嘘を言いますが、毅然かつ強く言えばちゃんと変わります。
— kumago (@Go_kumaGo) June 7, 2020
自分も米大で人文学の授業で原爆についてdiscussionやりました。
それを肯定するアメリカ人が多かったです。
私が感じたのは、移民国家である彼らは歴史が浅いので、WW2の戦争の絶対的正義にアイデンティティを持ってると強く感じました。逆にそれが無ければ、彼らのアイデンティティが無くなる気が
— ななくま?????? (@TKYMzDqrAkUBfqU) June 7, 2020
ほんとにその通りですね。私も、海外在住中に、日本で当たり前だったことが全く当たり前じゃないことに気が付きました。
日本人の良さってあると思うのですが、その良さが無意識に享受できてしまってて、国内にいると無意識ゆえにありがたみがわかりにくいですね。— irony (@irony87136801) June 7, 2020
戦争を被害者視点で自然災害と考えるのはよくあります、
私は中東留学経験者ですがアラブ人は中東戦争をユダヤ人による大災害(?????? )と認識していました。
原爆が学校でダメなのはアメリカが加害者になるからでしょう。— 亜留間次郎 (@aruma_zirou) June 7, 2020
はじめまして。原爆のように知られてはいませんが、九州を爆撃していたB29の護衛のグラマンは、小学校の校庭に出ている子供や教師(老人か女性)を機銃掃射するのが常だったと父と叔母達から聞きました。
レシプロ機だと地上の人間の性別年齢ははっきり目視できるとか(続)— あ (@Asa9g8PLAZZDWWW) June 7, 2020
当時のパイロットに、任務は楽しかったか?と聞いてみたい気がちょっとだけします。
異常な状況に順応してしまうのは、どこの国のどんな人でも同じかと思いますが……— あ (@Asa9g8PLAZZDWWW) June 7, 2020
とても衝撃的な出来事でした。
それと同時に、学びも多かったように感じます。— Misa ????緩和・老年内科 (@HealthyPlanet7) June 7, 2020
私は、あなたとペアを組んだ優しい男子がいたこともまた、アメリカ的だと感じました。前の席の女子になびかない男子がいたことを。
— dai uesugi (@dai_uesugi) June 7, 2020
はい、かなり衝撃的な出来事だったのですが、自分のアイデンティティについて考える良いきっかけになったと思っています。
今のご時世だったら間違いなく炎上したでしょうね??
— Misa ????緩和・老年内科 (@HealthyPlanet7) June 7, 2020
パールハーバーは日本人いじめの鉄板ですね。ミネソタ在住の日本人の子供も、パールハーバーの歴史授業でいじめられたそうです。ただし、その子もとても悔しかったらしく、その後よく勉強してミネソタ大学に入りました。お父さんが褒めてましたよ。
— Ikkenraku (@Ikkenraku03) June 7, 2020
良いお話有難うございます。ハワイ出身でニューヨークには郊外・市内含めて10年住んでました。
知識の低いハオレ程Pearl Harbor Attackを口にします。その度、真珠湾攻撃は完璧な軍事施設への攻撃。
原爆投下は2度に渡る一般市民を巻き込む巨大な絨毯爆撃と説明します。大抵話題が変わります。— HPYdan (@HPYdan) June 7, 2020
一昨年、アメリカのラボに飾られてたカレンダーです。
まだまだこんな感じですよね。 pic.twitter.com/vNsGr9JiQ1— Yasuhiro Ikawa (@elmoiyasu) June 7, 2020
最近のアメリカはどんどん変わってきています。原爆の是非が学校で論じられるようにもなりました。BLMのプロテストも黒人だけではなくて、アメリカ中で様々な人種、年齢層に支持されています。銃規制さえも数年のうちには行われると思います。
— Kitchen Activist | 畑小婆 (@usjbranding) June 7, 2020
人種だけでなく宗教も絡むとより一層複雑な問題になりますよね。
宗教問題で記憶に残ってるのは数学者にして大道芸人のピーターフランクルさんが話していた「日本では外国人ということで差別されることはあってもユダヤ人ということで差別されることはない」の言葉です。— ゴルゴ48 (@golgo3pei) June 7, 2020
対日戦争の本や映画は、複雑な気持ちになりますよね。
その複雑な気持ちも、それはそれとしてとても大切なものだと思います。開き直ったり、正当化するわけでもなく、
卑屈になったり、否定・否認をするわけでもなく、
複雑な気持ちと一緒に事実を受け入れることが重要なのだと感じます。— Misa ????緩和・老年内科 (@HealthyPlanet7) June 7, 2020