保育士感染を保護者に伝えず 横浜市は“隠ぺい”否定

横浜市の保育園で保育士が新型コロナウイルスに感染したことが判明したにもかかわらず、市の担当者が保護者に公表しないよう口止めしていたことが分かりました。

8日、横浜市の認可保育園の女性保育士の感染が判明しました。横浜市の私立保育園園長会によりますと、園長は保護者への連絡や休園などの対応のため市の担当者に相談したところ、「休園せず、保健所が確認するまで保護者に公表しないように」などと指示されたということです。実際に休園の措置が取られたのは判明から2日後でした。園長会は13日、「隠蔽とも取れる対応は利用者や職員の安全確保が困難」として市長に要望書を提出しました。市は「陽性判定の前後で感染リスクが高まるわけではないため、開園を求めた」としています。