今回の事で、星野源さんのエッセイ『働く男』の中の1ページを思い出しました。
だから一番腹が立ってやりきれないのは星野源さんなんですよ。つまりは謝れクソ野郎。#安倍やめろ pic.twitter.com/4hssoqKzEO
— 森山 直弥 (@Horest708) 2020年4月12日
今でもたまに、「音楽で世界を変えたい」と言う人がいる。僕は「音楽で世界は変えられない」と思っている。無理だ。音楽にそんな力はない。
国を変えるのはいつでも政治だし、政治を変えるのはいつでも金の力だ。そこに音楽は介入できない。できたとしても、X JAPANの楽曲を使って型破りというイメージを定着させた小泉純一郎のように、ただ利用されるだけだ。
でも、音楽でたった1人の人間は変えられるかもしれないと思う。たった1人の人間の心を支えられるかもしれないと思う。音楽は真ん中に立つ主役ではなく、人間に、人生に添えるものであると思う。
人前で歌を歌うようになって、自分の歌で客席で泣いているおじさんを見たときに思った。どうかこの歌があなたの人生の役に立ちますように。僕の歌は応援しかできない。苦しい日々を変えたり、前に進めることができるのは、あなた自身、たった1人しかできないことなのだ。