COVID-19の感染力が強く、潜伏期間が長く、無症状から軽症者が多いと判った時点で、日本の感染症専門家達はウイルスを入れないことよりも、日常生活を出来るだけ維持しながらウイルスとの共存を図る(集団免疫を獲得する)方向に舵を切ったと思う。ただこの戦略を正面から説明することは困難であろう。
— 田舎の元外科医 (@inakashoge) 2020年2月29日
武漢から得た教訓は、高齢者を守ることと、院内感染による感染者の爆発的増加を防ぐと同時に、医療システムの崩壊を防止すること。(DP号の多数の感染者が既に首都圏の主要病院機能をかなり圧迫している。)PCRは重症者と濃厚接触者に限るのはこの戦略に合致している。
— 田舎の元外科医 (@inakashoge) 2020年2月29日
この戦略がうまくいくかどうかは、今後の重症者数の増加スピードを如何に抑えるのかにかかっている。その為には、手洗いの励行と、高リスクな場所(イベントだけでなく病院や高齢者施設)への立ち入り制限が必要であることは間違いない。
— 田舎の元外科医 (@inakashoge) 2020年2月29日
2018年の人口動態統計月報年計(概数)では、死因の第7位が肺炎94654名、第9位が誤嚥性肺炎38462名。合計すると13万人を超え老衰を抜き死因3位に相当する。これをCOVIT-19がどこまで押し上げるのか。非典型例の死亡者のウイルス検査は今後の戦略設定のためにも重要と思う。https://t.co/FtLTldOIM7 pic.twitter.com/HVCHAw2DNc
— 田舎の元外科医 (@inakashoge) 2020年2月29日
COVID-19対策で大事なことは、医療崩壊で他疾患での死亡者数を増やさずにCOVID-19での死者数を最小にすると同時に、対策による不景気などで亡くなる方を減らすこと。これらはそれぞれトレードオフとなる部分があり、医療だけでなく社会全体を見渡す能力が必要。経済対策は重要な側面を持っている。
— 田舎の元外科医 (@inakashoge) 2020年2月29日
今後患者数の増加に伴い、SARS-CoV-2感染が確認されても無症状~軽症の方は自宅療養をお願いする時期が来ます。その時点で指定感染症から外す準備をしていると思います。無症状から軽症の方は、受診を控えるようにアナウンスしていると言うことはその含みもあります。
— 田舎の元外科医 (@inakashoge) 2020年2月29日
インフルエンザと異なり、後遺症が残ること。
完全に治癒しない可能性があること。
有効な抗体ができるのか否か。
再発の可能性が否定できないこと。未知な事が多いので、一般の国民から納得が得られるのには、データと時間が必要でしょうね。
— 信輔@小池百合子に人間の心を持たせる会 (@fragranthill78) 2020年2月29日
医学的な観点からゼロを目指すのはかなり難しいとかんがえます。あくまで理想はゼロですが、現実が見えていません。中国人渡航者をあそこで止めていても、他の経路、既に入っている経路があるので、遅から早かれ同じことでしょう
— 筋子 (@MPUgxdflikup69Y) 2020年2月29日
一連のツイートに強く同意します。
今目指すべきアウトカムはCOVID-19以外の死因も含めた全死亡者数をいかに減らすかにあると思います。
いかに医療崩壊を防ぎ、経済的ダメージを少なくしていくか。
為政者にはマクロな視点が求められますし、我々国民も冷静な対応が必要です。— しゃがむニンニク (@syagamuninniku) 2020年2月29日