本が売れなくなったのは、みんなお金に余裕がないからだ、ということをなぜか我々の業界は口にしない。分かりきっている前提として、その上で頑張らなきゃという勤勉さが、書店員を寡黙にしているように思う。しかし経済が厳しくなれば削られるのは嗜好品だ。本が生活必需品だというのは幻想なんだよ。
— 日野剛広 (@Nanoruhino) 2019年12月1日
生活必需品でなければ切り捨てる、無駄なものはどんどん切り捨てる、その行き着く先をもっと想像しなきゃダメだ。
我々は、極端なことを言えば無駄なものを勧めて、無駄な人生を提唱している。
だからこそ価値があるんだ。
無駄なことの無い人生がどんなに味気なく、殺伐としたものか。— 日野剛広 (@Nanoruhino) 2019年12月1日
無駄、くだらない、役に立たない、それでいいじゃないかと。その価値を高める仕事をしないと。
効率化はいわば不況の裏返しであって、結局は価値のある無駄が、特定の人たちにとって都合の悪いことの排除にすり替えられているだけじゃないかと、疑ってかかることが必要ではないか。— 日野剛広 (@Nanoruhino) 2019年12月1日
大体、スリップにしても効率化の波で淘汰されつつあるように見えるが、配本も無いのに送りつけられる販促物の方がよっぽど無駄である。
右に倣えと思考停止する前に、本当に無駄なのか?何が無駄なのか?無駄がそんなに悪いのか?
疑うことを怠ってはいけない。— 日野剛広 (@Nanoruhino) 2019年12月1日