「水が沸騰したやかんは、お湯を沸かしているときよりも火を消したときのほうが白い湯気がたくさんでるのはなんで」
「先生も何年も前からそれが気になっていたんですが、あまり考えないようにしていました。しかし考えないとならない時が来たようなのでいま考えてみます」
#夏休み科学子ども電話相談— ヤギの人(ゐうさい) (@yusai00) 2019年7月25日
「水蒸気は目に見えないですね。やかんの白い湯気は水で、水の粒が集まっているので白く見えます。あれは水蒸気が冷やされて水の粒になった部分。火を止めると熱源がなくなって、周りの空気が一気に温度が下がって水の粒がたくさんできて、白い湯気が増えて見える。そういう事じゃないかなと思います」
— ヤギの人(ゐうさい) (@yusai00) 2019年7月25日
火を止めた瞬間に湯気が上がる理由 #oshietegoo https://t.co/uueWJH1dua
— 鯨類に感謝@Thanks Cetacea (@irukanigohan) 2019年7月25日
「水蒸気」は気体状態の水(H2O)を指します。水蒸気は光を反射しないので目に見えません。
「湯気」は小さな水滴(液体状態のH2O)を指します。湯気は液滴表面で光を反射するので目に見えます。
「水蒸気」も「湯気」もどちらも「水(H2O)」です。
ご質問の現象は火を止めた瞬間に「水蒸気」が「湯気」に変化する状態変化という物理現象です。
火が燃えている時は高温の燃焼ガスが鍋やフライパンを覆うように流れて(喩えるとカーテンで覆われたように)いのるので、鍋から発生した水蒸気は冷たい外気に触れることなく気体のまま燃焼ガスの流れにさらわれていきますので見えることはありません。
火を止めた時に燃焼ガスの流れが止まり、鍋で発生した水蒸気が周囲の冷気に触れて直ちに湯気(水滴)に変化します。
ここで発生した湯気もたち上ってすぐに消えてしまいますね。小さな水滴の粒はまたすぐに蒸発して水蒸気になってしまうからです。
マジレスヤギ「それは走っている間は君が風を感じているからですね。汗が蒸発する時の気化熱で体が冷えているんです。ところが止まると君は風を感じない。体は熱を持ったままなので乾かない汗が吹き出るんですね。そういう事だと思います。君よ、風になれ。」
— ヤギの人(ゐうさい) (@yusai00) 2019年7月25日