経験から思いますが、学生と調理実習すると性格がよく分かります。
全体をまとめる人。自分から動く人。声かけする人。資料をよく読む人。未着手の作業に気付く人。黙って片付ける人。時間管理できる人。質問できる人。
企業採用で、グループ面接よりも調理実習した方がいいと思う。本当によく分かるよ— KAMEI Nobutaka (@jinrui_nikki) 2019年7月9日
学生たちと調理実習していて思うのは。
最近は、男子学生たちも果敢に参加してきますね。自ら持参のエプロンをきりりとしめ、段取りにも手作業にも後片付けにも加わってくる。
まあ当たり前なんですけど。ひと昔前のジェンダーバイアスとは少し違って見えます。
そういう意味では、大変よいことですね— KAMEI Nobutaka (@jinrui_nikki) 2019年7月11日
かねてから思っている持論。
そもそも「男子に調理を教えないまま育てる」というのは、一種の虐待だと思うんですよね。自ら食べて生きていく術を、親が奪っているわけですから。
そうして育った結果、今度は調理を配偶者に強要する男になるわけで。虐待の連鎖です。
自分で食べていけ、を常識にしよう— KAMEI Nobutaka (@jinrui_nikki) 2019年7月11日
「男が台所をウロウロするなんてみっともない、ゴキブリじゃあるまいし」などと言われて育った私が、大学に入って苦心惨憺の生活術習得の上、やがて主夫になるまで。みたいな本を書いてみたい。笑
主夫業の転用で、いま大学で学生と楽しい調理実習ができているのだから、人生何が幸いするか分からない— KAMEI Nobutaka (@jinrui_nikki) 2019年7月11日
冒頭のツイートに戻って書きます。
調理実習をすると、人びとのある側面がよく見えてきます。
ただし、私は調理の巧拙を言いたいのではなく、女子と男子の経験値の差を言いたいのでもなく。
「口先だけでなく、現場でどう行動できるか」を見たいのです。
「言うだけ番長」を検出する方法として有効です— KAMEI Nobutaka (@jinrui_nikki) 2019年7月11日
もうひとつ言うと。
冒頭のツイートで書いたのは、能力のある/なしという選別ではありません。人間の能力の多様性、多方向性を主張しています。
みんなをまとめる人、隣を気づかう人、黙って特定作業に専念する人。
人にはいろいろな特性がある。それぞれ採用に値する、ということです。よろしくです— KAMEI Nobutaka (@jinrui_nikki) 2019年7月11日