大変な状況になっているので発信させてください。
現在、手漉和紙を作るために不可欠なトロロアオイの生産地が無くなろうとしています。和紙業界の方々も代替品や自給の模索をしていますが厳しい状況です。
無くなれば日本の伝統手漉和紙の多くは壊滅すると思われます。https://t.co/C1EJOSB51Y— 東大襖クラブ (@fusumaclub) 2019年5月29日
トロロアオイの代替品が見つかっても、原料が変わると言うことは職人さんが長年培った勘がほぼリセットになるので新原料を使いこなすのは何年もかかるでしょう。
また、こんな時のために製紙科学という学術分野がありますが、これを研究している所は筑波大学等わずかです(東大からも無くなりました)。— 東大襖クラブ (@fusumaclub) 2019年5月29日
恐らくは和紙生産地で自給するという流れになるのだと思いますが、そのためには紙漉き職人さんにも時間とお金の余裕がないと出来ません。
トロロアオイが無くなったと同時に廃業なんてこともあると思います。和紙が好きな方、興味を持たれた方は是非手漉和紙を買ってみてください!
奥深いですよ!— 東大襖クラブ (@fusumaclub) 2019年5月29日
少し宣伝になってしまいますが、当クラブでは手漉きのふすま紙を取り扱ってますので、興味のある方は是非ご連絡下さい
— 東大襖クラブ (@fusumaclub) 2019年5月29日
流石にこれだけ拡散するとただ煽るだけになってしまうので、襖を張り替えている一学生として思っていることを少し
正直農家の方は後継者を育てたり専業にするほど儲っていないというのが実情だと思います。他の作物を作った方が楽で儲かるならそっちに流れるのは自然かと思います。
— 東大襖クラブ (@fusumaclub) 2019年5月29日
手漉和紙自体も需要が減ってきていて、同じように後継者不足と聞きます。となると、トロロアオイに何倍ものお金を出すのは難しいと思います。
後継者がいないところはトロロアオイが手に入らなくなった時点で辞めてしまうかもしれません。
手漉和紙があと数年後には大幅に減っているかもしれません。— 東大襖クラブ (@fusumaclub) 2019年5月29日
政府が保護の為に継続的な資金投入をしないのであれば、需要が増えない事には職人さんも現状維持で手一杯でしょう。
なので、手漉和紙を買ってください!!
ちょっとしたスペシャルな時に手漉和紙の便箋、メモを使ってみるとか、和紙の小物を使ってみるとか。
これも手漉和紙!?っていうのもあります。— 東大襖クラブ (@fusumaclub) 2019年5月29日
何人もの紙漉きの職人とお話しいたしましたが、誰もが続ける為に様々な試みをしていらっしゃいます。ネットで直売されている職人さんもいます。
そういった方々を応援して頂けたら幸いです。
そうやって需要が少しでも増えれば職人さんたちも投資ができます。
手漉和紙がなくなってしまう前に何卒!— 東大襖クラブ (@fusumaclub) 2019年5月29日
手漉和紙ってどこで買えるの?というの来たので少し紹介します。
東京だと
三越前/小津和紙(学割が効きます)
池袋/紙のたかむら
白山/紙舗 直
等で売っています例えば越前手漉和紙を直売していらっしゃる製紙所さんですと
長田製紙所さん、信洋舎さん等があります
写真は全て越前手漉和紙です。 pic.twitter.com/p2q0tdQo5v— 東大襖クラブ (@fusumaclub) 2019年5月29日
これだけ拡散されてビックリです
手漉和紙は全国各地にあります(https://t.co/dYOSZonLy5)
皆様の地元にもあるかも知れません
手漉和紙は普段目に見える形だけでなく、絵画の修理、金箔の箔打紙を始め、数知れぬ職人さんの道具としても使われています
襖の修復用でも何種類もの手漉和紙があります— 東大襖クラブ (@fusumaclub) 2019年5月30日
2020年までに各和紙の産地がトロロアオイを栽培できるといいのですが……
無くなるものが手漉和紙だけに留まらず
美濃和紙→伊勢型紙→着物
二俣和紙→箔打紙→金箔→屏風/仏壇
などなど、その波及効果でいろいろな昔ながらの製法の伝統工芸品が無くなるかもしれないという恐怖もあります— 東大襖クラブ (@fusumaclub) 2019年5月30日
地元の小川町だとトロロアオイ生産過剰で他に回してるらしいね
地域で文化保護する仕組み作れば素材の自給自足で回るぽいね— トロ (@sotome18) 2019年5月29日
リンク先では担い手不足となってたけど、単純に金が無いだけですよ。
ネット情報を元に試算したところ、10aあたりの売り上げは38万円、経費は6万円ほど。
農家1人あたりの栽培面積を増やせないとなると、kg 3000円以上(今の8倍)で買い取らないと子育て世代には栽培できないだと思う。
— 黒大根くん 2.0 (@iex650) 2019年5月29日