アフリカ某国の女性に「日本人はどうして白人の真似メイクをするの?きれいな黄色い肌を誇るべきなのに」と言われたとき、
「白人に出会う遥か以前に書かれた #源氏物語 でも色白が美とされている」と答えることができたので、#古典は本当に必要なのか と問われたら
「私には役だった」と答えよう。— 砂崎良【SazakiRyo】 (@SazakiRyo) 2019年2月8日
で「私の考えだが、日本は農業を主産業としてきた国なので、日焼けしていない肌は農作業に携わらなくとも済む裕福さをイメージさせ、美だと感じられたのではないか」と続けたところ、
「よく分かる!私の国は牧畜が盛んだったので、今でも貯蓄額より牛の数をステイタスとする」と言われ、話が弾んだ。— 砂崎良【SazakiRyo】 (@SazakiRyo) 2019年2月8日
同じような問いを受けて「日本の女は、欧米人にコンプレックスを持っているので、肌を白く塗りたくるんですよ」とヘラヘラ答える日本人男性を見たことがあるが、
彼が自分をも冷笑の対象としたのに比べ、
私は敬意を得られたと感じている。— 砂崎良【SazakiRyo】 (@SazakiRyo) 2019年2月8日
「御法」巻の、夕霧が垣間見た紫上「御色はいと白く光るやう」ですね。やや特殊事例ですが、枕草子「上の御局の」でも定子中宮の「御額」を「いみじう白う」としているので、白さを美と捉えていると解釈しました。須磨で光源氏の手が「黒き数珠に映え」るのも、白と明記してはいませんが、近いかと。
— 砂崎良【SazakiRyo】 (@SazakiRyo) 2019年2月9日
江戸時代の女性の為のテキストには
「家人が起きてくる前に顔に白粉振ってお歯黒して身支度きちんとしとけよ」
という内容のテキストがあるそうなんで、少なくとも肌を白く見せる事が美でるという風習は江戸時代まで続いてるとみて良いのではないでしょうか。— クニヤス (@kuni_tencho) 2019年2月9日
そうですね、私も「beautiful yellow skin」と言われて正直、少し驚きました。各人種にとっての「はだ色」について、再考する機会になりましたね。
— 砂崎良【SazakiRyo】 (@SazakiRyo) 2019年2月9日