ノロウイルス 遺伝子の異変で感染リスク増大か

変化は、ヒトへの感染力に関わる部分でおきていて、過去に感染し、免疫を獲得した人でも感染しやすくなっている可能性がある。同様の変化は、10年前の平成18年にも確認され、感染者が3か月間で推計300万人以上にのぼる大流行がおきています。
国立感染症研究所の木村博一室長「現状の子ども中心の感染が大人にも拡大し、調理などを通じて食中毒が多発することも考えられる。特別な治療薬はないので、まずは感染拡大を防ぐため、子どものおう吐物や便を適切に処理したり、手洗いを徹底したりするなどの対策を取ってほしい」