昔住んでた家の近くに「中指女」とか「ファ◯ク女」って呼ばれてた30代くらいの女の人がいてさ。道端で目の前にいる人になんかに突然、中指を立てるのよ。俺も何度も目の前で中指立てられてさ。最初はただただビックリしたし、正直めちゃくちゃ不快だったんだけどさ、精神医学を学んで行く中で、これが
— Dr.マキダシ (@MAKIDASHIT) January 30, 2024
コプロプラキシア(汚行症)だとわかって。コプロプラキシアはチック症の1つで、複雑な運動性チックによる不適切だったり卑猥な行為(それこそ中指を立てる、が典型)が環境や状況によらず突発的に出てしまい、自分ではその症状をほとんどコントロール出来ないのよね。
— Dr.マキダシ (@MAKIDASHIT) January 30, 2024
今思うと、その彼女は基本的に大きなサングラスで顔を隠していたんだけど、それでも分かるくらいの怪我を時々してたんだよねその人。見たわけじゃ無いから想像だけど、もしかすると、チックの症状のせいでトラブルになって、定期的に殴られたりしてたんじゃないかと思う。それでも辞められないんだよね
— Dr.マキダシ (@MAKIDASHIT) January 30, 2024
何を言いたいかと言えば、第三者が見た時に一見、不快に思ったり、関わるのが大変に感じるような症状は、本人にとってはこちらが想像もつかないような甚大な社会的不利益や孤立を生み得る(生んでいることが多い)のよね。これを自己責任論とかで切り捨てたり、心無い言葉をかけるのは本当に愚かだと思う
— Dr.マキダシ (@MAKIDASHIT) January 30, 2024
実際、家族やサポーターも本当に大変だと思うし、当事者らの苦労は計り知れないけど、少なくとも頭の片隅にこのことを少しでも意識して「そんな状況にある人もいる」ということを知る。その上でこちら側の発言や態度をサブリミナル的に変えていく事はできるし、そういうのがめちゃくちゃ大事だと思った pic.twitter.com/C0kO6DYAMq
— Dr.マキダシ (@MAKIDASHIT) January 30, 2024
汚言症は聞いたことあったけど、汚行症もあるんですね。何事もなくスルーして受け入れることは難しくても、「こういう症状・言動が不随意に出てしまうのだ」という認識が広がり人々の理解が進むだけで大きく違うと思うので。
— ごりら?? (@GORIMUSASHI) January 30, 2024