東京高裁から判決が下りました。結果は棄却です。教員仕事は自主的を求められている、と裁判長は言っていました。地裁判決よりも後退した感じを受けます。
教員の時間外勤務において、自主的かどうかを決めるのは教員自身であり、雇用者が自主的を決めるのがおかしいです。私は最高裁に上告します。— 埼玉教員超勤訴訟・田中まさお (@trialsaitama) August 25, 2022
田中まさお裁判【10月】判決資料のまとめを再掲。労働が認められたポイントは
・校長の指示、把握
・職員会議で決定
・超勤4項目以外
・労働の証拠
でも今回の東京高裁曰く「校長が勤務時間を把握するのは不可能。教員仕事は自主的を求められている」前回よりも教員の自己責任感が増してる。おかしい pic.twitter.com/zRbA72KVGB— のぶ (@talk_Nobu) August 26, 2022
「パソコンを打ちながらだと人の気持ちは伝わらないから、記者の皆さんも手を止めて聞いてください。後で紙を見せるので写メしてください」と、判決後に文科省で行われた記者会見で、田中まさおさんが記者たちに一言。それに続いて語った言葉が、記事には載せなかったけれど、胸に刺さりました。
— 藤井孝良・教育新聞 (@Fujii_kyobun) August 25, 2022
現場の先生たちは、働かされています。児童生徒が行ったテストの丸つけは、仕事に当たりませんか。授業の準備は、仕事に当たりませんか。欠席児童への連絡はどうですか。朝の登校指導は仕事ではありませんか。これらは、毎日のように行われている教師の仕事です。
— 藤井孝良・教育新聞 (@Fujii_kyobun) August 25, 2022
この仕事を、労働として認めず、教師が自主的にやっている「こと」だとしています。テストの丸つけは、仕事ではなく教師が自主的にやっていることですか。授業の準備は、仕事ではなく教師が自主的にやっていることですか。
— 藤井孝良・教育新聞 (@Fujii_kyobun) August 25, 2022
欠席児童への連絡は、仕事ではなく教師が自主的にやっていることですか。朝の登校指導はどうですか。現場の先生たちは、世間から自主的なことだと言われ、遅くまで働かされているのです。どう考えてもおかしいと思いませんか。この仕組みは誰が作ったのですか。
— 藤井孝良・教育新聞 (@Fujii_kyobun) August 25, 2022
長い長い年月の間に、日本が作ってしまったのです。誰が作ったということはありません。しかし、今、教師が無賃で働かされていることは間違いない事実です。
— 藤井孝良・教育新聞 (@Fujii_kyobun) August 25, 2022
午後5時過ぎに、近くの学校に行って見てください。大勢の先生方が職員室や教室で丸つけをしています。授業の準備をしています。欠席児童への電話連絡をしています。これらは全て無賃です。世間から自主的な「こと」と言われているものです。
— 藤井孝良・教育新聞 (@Fujii_kyobun) August 25, 2022
今日の判決で、丸つけが、授業準備が、欠席児童への連絡が、教師の自主的な「こと」だと再度確認されました。本当に仕事ではないのでしょうか。
— 藤井孝良・教育新聞 (@Fujii_kyobun) August 25, 2022
これらの仕事が仕事として認められずに、遅くまで働かされることを知ったら、あなたは教師の仕事を選びますか。自分の子供を教師にしますか。周りの人たちを教師にしますか。今、教員が足りない問題は、このようなことが大きく関わっています。
— 藤井孝良・教育新聞 (@Fujii_kyobun) August 25, 2022
テストの丸つけ、授業の事前準備が仕事ではなく自主的にやっていることだとすれば、テストを実施しても丸つけもせず、授業の準備をせずいきあたりばったりで授業をする先生は咎められることなく、まっとうに仕事をこなしているということですね。
— tomonori (@tomonori_76) August 26, 2022
横から失礼します。
介護職員ですが、同じです。— ひーたん(1945シリーズ再読中) (@i2zek0fyPRicpf9) August 26, 2022
夫が複数の大学で講師を勤めていた際、子どもの保育園を申請したとき。彼の仕事は授業の時間だけ換算されると言われたので、準備の方がずっと時間がかかると伝えましたが、入園のための点数においては仕事ではないという解釈が決まっていると。その年は保育園落ちました。全ての部分で変わって欲しい。
— Yu Wada (@ywd6) August 26, 2022
両親が教員だったので私はこれらの姿を間近で見てきました
なかには学校の先生には夏休みがあって羨ましいね、なんて言う人もいるらしいのですが、生徒が登校してこない時期も教員は毎日出勤しています— ダイザ (@Yu_Dizer) August 26, 2022
そんな様子を見て育った私は両親を含め自分に関わってくれた教員の方達を尊敬すると共に将来絶対教員にはならないと思うようになったとさ
— ダイザ (@Yu_Dizer) August 26, 2022
弊社に前職が教師だった人が転職してきましたが、入社後初めて取得した有給休暇で「初めて仕事をしない休暇を過ごした」と言っていた。
とても考えさせられる。— さんかくモナカ (@sankakumonaka) August 26, 2022
授業料を払わない親に、免除の制度を伝えたり、払ってくださいと言うのも担任の仕事です。
働いている親も多いので家にいかなければならない事がほとんどです。日曜日とか平日の夜とか無賃ですよ。
取りに来いという親もいます。— narayamaku-ni (@narayamaku) August 25, 2022
テスト採点しなくていいんですね
ノート見なくていいんですね
成績つけなくていいんですね
行事の準備しなくていいんですね
保護者対応もしなくていいんですね
所見書かなくていいんですね
大量の通達も見なくていいんですね全部勤務時間外
自主的?
反吐が出る#教師のバトン #小学校教員はいいぞ— もも (@eD90YEvSlz9s5Z1) August 25, 2022