比較的ゆとりある年金生活者の方が「皆さんに喜んでもらうために」と、定年退職後に始めた農業で格安販売。農作物は素晴らしい出来でしかも安いから実際喜ぶ消費者。
しかし、これで苦しむ人達がいる。そう、農作物を売ることで生活している農家。— shinshinohara (@ShinShinohara) August 1, 2022
年金生活者の方は善意なのだと思う。しかし格安で農作物を販売することで、農業だけで生活している農家はたまったものではない。農作物の価格は下に引っ張られ、利益が出なくなってしまう。それだと、農家は生活できなくなってしまう。
— shinshinohara (@ShinShinohara) August 1, 2022
阪神淡路大震災のとき、大阪の散髪屋の方が無料散髪のボランティアを被災地で行った。当時は水道も電気も通っておらず、散髪屋はどこもやってないから、被災者の方達に大変喜ばれた。それが嬉しくて、毎週無料散髪を続けた。しかしある日。
— shinshinohara (@ShinShinohara) August 1, 2022
地元の散髪屋だという方から、「そろそろ営業再開するんやけど、あんたか無料散髪続けると私ら生活でけへん。善意なのはわかるけど」と話された。それできっぱり、大阪の散髪屋の方は無料散髪をやめた。
— shinshinohara (@ShinShinohara) August 1, 2022
もし無料散髪を続けていたとしたら、現地の散髪屋は客がいなくなってしまうか、減ってしまう。すると散髪屋は家族を養えなくなる。老いた親を病院に通わすこともできなくなり、子どもに教育を与えることもできなくなり、消費もできなくなる。すると、現地での消費が減る。
— shinshinohara (@ShinShinohara) August 1, 2022
散髪屋に限らず、救援物資をいつまでも送り続けると、地元の商品がいつまで経っても売れない。すると店の従業員はクビになり、そのぶん、現地の消費が減る。すると別の店も売上が減り、消費を減らし・・・の連鎖が起き、デフレスパイラルとなる。
— shinshinohara (@ShinShinohara) August 1, 2022
喜んでもらおうと安く提供することは、善意からかもしれない。しかし安易な安売りは、知らぬ間にダンピング(不当な安売り)に転じかねない。それが続けられると、デフレ経済を促進する力となり、貧しい人たちをますます貧しくしかねない。
— shinshinohara (@ShinShinohara) August 1, 2022
被災地で無料散髪は、消費者としてはありがたい。そのぶん現金が浮くのだから。しかしそれにより、現地の消費が減り、現地がデフレ経済となり、現地が貧しくなってしまいかねない。「善意の安売りはデフレスパイラルへの道の舗装」になりかねない。
— shinshinohara (@ShinShinohara) August 1, 2022
消費者も、どこかの労働者。勤めてる会社の売上が落ちれば収入が減らされ、すると消費を減らさざるを得ず、減らした消費が別の企業の売上を減らし、その企業で勤める従業員の収入が減る。こうしてみんなの収入が減り、消費が減るデフレスパイラルに陥る。
— shinshinohara (@ShinShinohara) August 1, 2022
みんな、財布の中身を減らしたくないから、無料だったり安値販売されていたらそれについ手を出してしまう。しかしそれが連鎖するとデフレスパイラルが始まる。真面目に働く人が生活できる、妥当な価格での購入が、どうしても必要となる。
— shinshinohara (@ShinShinohara) August 1, 2022
いくら善意からとはいえ、あまりに度を過ぎた無料や格安販売を続けると、それを職業とする人たちが生活できなくなる恐れがある。善意によるダンピング、ということが起き得る。すると、善意が悪意よりタチ悪くなることがある。この点、よくよく注意したい。
— shinshinohara (@ShinShinohara) August 1, 2022
度を過ぎた安売りをすると、たとえ善意からでも、誰かを生活できなくしてしまうリスクがあります。食料安全保障は、不当な安売りをしないことも大切。食料安全保障を、様々な視点から眺めてみました。ぜひご購読下さい。https://t.co/AgUK539Z3W
— shinshinohara (@ShinShinohara) August 1, 2022
マジこれ。農協等出荷基準で農薬は出荷に使われた物を調査し使ったらいけないものが無いか調べます。使用方法間違って残農リスクあるか分からないの。自分判断でせず、適切な指導を受けて出来れば農家として出荷して欲しい!
— くらふと(連隊戦集中) (@craftbeers_80s) August 2, 2022
実際の現場です!
Aが\100で販売
Bが\90
Cが\80
Dが\70
と値下げ合戦!
挙げ句の果てには量も増やしたりする
家庭菜園組や年金をもらってる人はいいけど、専業農家にとっては迷惑でしかない pic.twitter.com/DYFK5pTvgm
— POP@脱サラ農家 (@POP13736388) August 2, 2022
私の家の近くにJAの産直市場があります。
安いです。
でも先日、ポケットマルシェで料亭に納品している農家の椎茸をお取り寄せしたら、椎茸ってこんなに美味しいだと思いました。家庭菜園に毛が生えた生産者と本職の違いを感じました。— mika.mika (@mikamik06157468) August 2, 2022
農家の技術は、品質が高いものを作る以上に合格点以上ものを安定して量を出荷するところにあるように思う。
この部分ってなかなか金銭的に評価されていないと感じてしまう。
— かさとん (@tockasa) August 2, 2022
どこかの道の駅では新規参入者や新商品は既存の商品よりも値段を高くしなければいけないというルールがありますね。
値段を上げる以上は今までの物よりも高品質な物でなければ購入者は手に取ってくれませんし、いいやり方だと思います。
— 癒しの神様 ぴ~あん 熊谷一哉 (@Kumagai_Ichiya) August 2, 2022
シルバー人材センターの存在が地域の職人の仕事を奪っている構図と一緒ですね。
— 巨椋池遊園地 (@petit_green_tea) August 1, 2022
アメリカから大量の古着が廃棄されないでアフリカに輸出された結果、状態が良い服をみんな着てしまい、現地の職工産業が壊滅してるんですよね。
— ねこっち@夜更かしさん (@Necochi_Twi) August 2, 2022
喫茶店等でも同じ問題が起こってますよね。
儲けを度外視して営業するから周辺の飲食店の経営を圧迫してしまう— Qtaro (@Qtaro31363308) August 2, 2022
そうですね。どの業界でもある事。法規制以外で止める事は不可能。「自分自身がそのスパイラルに関わらない」それのみが回避する方法です。
— サダキヨ (@che_bb) August 2, 2022
発展途上国に大量にスニーカーを寄附したら地元の靴屋が全滅した話に似ている
— 生ける傀儡 (@ASD79647429) August 2, 2022
ここでの話は市場原理を完全に無視した廉売になるから問題なんですよ??
「お気持ちだけで結構ですよ」とか「原材料費だけで十分です」みたいな価格設定は適正価格とはなりませんよね?— piyo (@913Bernoulli) August 2, 2022