【深海探査】全長120メートルの「超巨大なヒモ」のような生物が発見https://t.co/aCdwlgJyr9
大型のクダクラゲの一種が無数の個体として高度に融合。シロナガスクジラを抜き最長の生物である可能性もあるという。 pic.twitter.com/bk7oKjMWEH
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2020年4月9日
シュミット海洋研究所によると、このヒモは大型のクダクラゲの一種であるApolemiaとのこと。一見すると1つの生物のようですが、実は無数の個体が連なってこの形状をしているそうです。
しかし、Apolemiaは単に群れて集まっているだけではありません。単一の受精卵から生まれたApolemiaの各個体は、「神経毒のある触手を広げる個体」「獲物を消化する個体」「移動のために海水を噴出する個体」「精子や卵子を生成して生殖する個体」などの役割分担を行い、さながら1つの生物のように高度に体を融合させています。その上で、今回の映像のように渦巻きのような形状で海をただよって、エサとなる魚や甲殻類を捕らえるとのことです。
ノースカロライナ大学アッシュビル校のレベッカ・ヘルム准教授はApolemiaについて「このクラゲの一種は何百万ものクローンが互いに連結してコロニーを形成しています。コロニーでの役割分担は10種類以上に分かれており、それぞれの個体が特定の役割に特化しています」と解説しました。
Check out this beautiful *giant* siphonophore Apolemia recorded on #NingalooCanyons expedition. It seems likely that this specimen is the largest ever recorded, and in strange UFO-like feeding posture. Thanks @Caseywdunn for info @wamuseum @GeoscienceAus @CurtinUni @Scripps_Ocean pic.twitter.com/QirkIWDu6S
— Schmidt Ocean (@SchmidtOcean) 2020年4月6日