「かぐや姫の物語」前日談
姫は地球から帰った女性(羽衣伝説の一人)から地上のことを聞き、興味を示す。人間については否定的に語られたにも関わらずだ。
記憶が蘇ったことで女性が思い出に苦しんだ罪を問われ、姫は地球送りになる。 [続く]#かぐや姫の物語
— 桜川十色 (@cherrybot00) 2018年5月18日
しかし姫にとっては願ったり叶ったり。そんな彼女を案じた父王は地上行きに条件をつける。
・今までの記憶を消して地球人として生まれる。
・生活のための仕送りはする。
・一度でも帰還を望めば償いが終わったとして、迎えをよこす。公式ガイドブックより。#かぐや姫の物語
— 桜川十色 (@cherrybot00) 2018年5月18日
竹取の翁を見ていて感じる救いの無さは、翁が「夕鶴」の与ひょうや「赤い蝋燭と人魚」の里親夫婦のように欲に溺れて変質してしまうことなく、最後まで善意の人であり愛情深い父親であり続ける点にあると思う。その善意と愛情で彼はかぐや姫を絶望へと追い詰めていく。#かぐや姫の物語
— MYK (@mykfay) 2018年5月18日
姫のためを思って、ただ姫の幸せだけを願ってきたのに。翁のやってきたことは酷いと思うけれど、現代の子を持つ親、私達だって翁と同じことはしていないかと…我が子の幸せを願っての行いが、子を追い詰めてはいないかと。翁にもらい泣きする。#かぐや姫の物語
— ぬえ (@yosinotennin) 2018年5月18日
高畑監督の演出がすごいのは、地井武男さんが演じたこの翁が、自己中心的な悪い父親ではなく善人、何よりも娘を溺愛し娘の幸せを考える、それゆえにじわじわとかぐや姫の首がしまっていく描写がハンパなくリアルなんだよね。『火垂るの墓』もそうなんですけど『善の怖さ』なんですよ。#かぐや姫の物語
— cdb (@C4Dbeginner) 2018年5月18日
娘と男の寝間のお支度を、と走っていく父。
この、なんとも言えぬきもちわるさ。このきもちわるさがずっとこの物語の上をどろりと覆っていて、ああ、すごいなあ。高畑さんはなんでこの、私たちの世界に漂うこれを知っていたんだろう。描いてくれたんだろう。#かぐや姫の物語— さとひ (@satohi11) 2018年5月18日
帝に抱きすくめられ「ヒィッ!」と総毛立つのもリアルだけど、帝が立ち去るまで一切の弱みを見せず毅然と振る舞うのも、その後崩れるように座り込み震えるのも、なんで、なんでわかるの。そうするしかないことを、全身の力を振り絞ってそうしてることを、なんで高畑監督は知ってるの #かぐや姫の物語
— り子 (@mirageut33) 2018年5月18日
ほんとすごい。どうしてここまで男性の所有欲を愚かに、女性の憎悪をてらいなく描けるんだろう。かぐや姫のあのヒィ!!の顔、まさに、まさにですよ。
#かぐや姫の物語— 物欲 (@wcjjcd) 2018年5月18日
帝に抱きつかれて「ひいっ!」と悲鳴を上げ鳥肌が立てる様子、たぶん全ての女性が肌でわかる感情。これをアニメでこれだけはっきりと描いてくれた高幡不動監督、ありがとう。#かぐや姫の物語
— ミズ (@mzirmk) 2018年5月18日
高畑勲監督の恐ろしさは男なのになぜ女性が日々感じている虫酸の走る光景をこうもピンポイントに描けるのかということ。いやー、姫を巡る男たちが爺を含めてことごとく鳥肌ものの言動繰り返して、これはこれでトラウマアニメ。 #かぐや姫の物語
— 歴女ではない?? (@rekijodehanai) 2018年5月18日
実際、かぐや姫はこの暴力(でも言い足りたい)ダメージによって、庭の手入れをしなくなり、機織りも放置、琴の音色も奏でられなくなっていた。「女」という物扱い以上に、御門の「所有物」として扱われようとしたあのシーンを男性である高畑勲監督が描いたことは重い意味がある。#かぐや姫の物語
— 啓 (@time_graffiti) 2018年5月18日
この映画見た男性の多くが帝のアレに対しては理解があっても捨て丸の気持ち悪さや翁への違和感に対し何も感じないのを割とよく見るので、女性の生きづらさを男性に理解してもらうのは相当難しいことだと実感する。それにつけても男性なのにこれを描けた高畑勲監督マジすげえわ。 #かぐや姫の物語
— 歴女ではない?? (@rekijodehanai) 2018年5月18日
私がデザートセットになることで、喜ばぬ女はいなかった… pic.twitter.com/PoV2zdnKTw
— じょーじ (@george_10g) 2018年5月18日
かぐや姫の物語
翁→自分の理想を娘に押し付けるバカ親
宴会に来たおっさん達→会社の嫌なおっさん達
五人衆→女を自分のステータスだと思っているモラハラ野郎
帝→権利故のセクハラ
捨丸兄ちゃん→不倫発言&妻子持ちを隠すどうしようもないクズまともな男が一人もいない#かぐや姫の物語
— ろみー (@rommy0221) 2018年5月18日
#かぐや姫の物語
五人の貴人が残した教訓支払いを踏み倒してはならない
偽物を掴まされぬよう注意を怠ってはならない
精神論に頼って無計画に前進してはならない
詐欺を働いてはならない
高所作業をする際には必ずフルハーネス型安全帯を着用しなければならない— 上柱国使持節六国諸軍事開府儀同三司都督侍衛親軍馬歩軍都指揮使同志アーノルド (@wellkin1945) 2018年5月18日
今から130年前に描かれた #かぐや姫の物語 。月岡芳年「月百姿」より「月宮迎 竹とり」。かぐや姫が月に帰る姿を、竹取の翁が悲しそうに見送る場面です。明治21年(1888)作。(現在、展示されておりません) pic.twitter.com/50bpZe2dTn
— 太田記念美術館 (@ukiyoeota) 2018年5月18日
お前を背負って思い切り逃げる。しかし、月に見つかり連れ返されてしまう。これ、『伊勢物語』の「芥川」の話よね。男が姫を連れて都を逃げて行くが、気付いた時には背負っていた姫は鬼に取られ露と消えてしまっていた。 #かぐや姫の物語 pic.twitter.com/gpcCXagU1s
— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th) 2018年5月18日
#かぐや姫の物語
何も知らない昔の人が、月を場所として捉えていたってのは何気にすごいと思う。太陽は神様なのに…。— IudakeHancho(言うだけ班長) (@iudakehancho) 2018年5月18日
#かぐや姫の物語
原典の竹取物語ではかぐや姫を育てたお礼として、翁媼と帝に不死の薬が手渡されるけど、皆かぐや姫がいないのに不死になっても意味が無いとして月に一番近い山の頂上で薬を燃やす。これが富士山の名前の由来となった、で結ばれている
ただ、不死の薬は本当に御礼だったのか…?— 碧樹実伶@ 魔女修行中 (@kagunan) 2018年5月18日
高畑勲監督による月の使者が奏でる「天人の音楽」についてのメモ。
愁嘆場にあえて飛切り明るい音楽という、とんでもない異化効果。
先に書きましたが、15日の「お別れの会」の献花の場内にずっと流れておりました。まさに高畑勲監督を送るにふさわしい音楽。#高畑勲 #かぐや姫の物語 pic.twitter.com/Wrdg5c5pa9— 叶 精二(Seiji Kanoh) (@seijikanoh) 2018年5月18日
私的女童ちゃんセレクション#かぐや姫#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/tXGO3yJ1me
— 紫苑 (@shion_5868) 2018年5月18日
どう見ても小童の姿なのに、かぐや姫に自由に意見を言う胆力と、誰にも悟られずに牛車を手配する事務手腕、月世界人の精神攻撃を回避して歌で対抗する精神力を持ち合わせたつり目の侍女は間違いなく作中最強キャラなので彼女の後日談を作ってほしい。#かぐや姫の物語
— 猿星 猿人 (@saruhoshi_YS) 2018年5月18日
ラテアート【かぐや姫の物語】
LatteArt【The Tale of the Princess Kaguya】#高畑勲 #かぐや姫の物語 #金曜ロードショー #ラテアート pic.twitter.com/cLxcIgmS7K— BELCORNO@LatteArt (@BELCORNO) 2018年5月18日
OPクレジットの最初には、映画の公開から2年半以上前の2011年3月に亡くなった日本テレビの前会長・氏家齊一郎さんの名前があります。氏家さんは高畑勲監督作品の大ファンで、「かぐや姫の物語」制作のきっかけを作りました。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/JnTfuXuEJV
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
音楽を担当したのは久石譲さん。当初は池辺晋一郎さんが担当する予定でしたが、本作の公開が延期になったことで「風立ちぬ」とバッティングしなくなり、参加が可能に。久石さんが高畑勲監督作品に参加するのは初めてで、長年熱望したきたことが叶うことに。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/qwzxYEPJE4
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
ナレーションを担当しているのは、媼役も務める宮本信子さん。本作をプレスコを導入しているために「あまちゃん」の前に媼役を務めていましたが、「あまちゃん」でのナレーションが印象的だったために、本作でも語りを担当することに。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/22ygDzwISy
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
翁が竹取をするシーンは、本作で人物造形・作画設計を担当した田辺修さんの作業が参考にされています。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/bjOnnBlKnC
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
本作では、かぐや姫は竹の中からではなく、タケノコから姿を現します。光源がかぐや姫だとしたら、竹の中にいると竹が光らないと高畑監督が考えたからだとか。前作の「となりの山田くん」では、原作と同じようにのの子が竹の中から姿を現します。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/AZPpnXmaP7
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
本作の美術(監督)は男鹿和雄さん。男鹿さんがこの役職を務めるのは「もののけ姫」以来16年ぶり。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/mo7RuXPaVj
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
通常、アニメーションの背景美術はポスターカラーが使用されますが、本作の背景美術は透明水彩で水墨画のようなタッチで描かれています。画像1で人物に木の枝の影がついているので晴れているはずですが、青空は敢えて描かれていません。背景に余白があるのも特徴です。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/oiyxKihNC2
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
翁役を担当したのは地井武男さん。2012年6月に死去し、本作が遺作となりました。本作では声を先に録って映像を後に制作するプレスコという手法が導入されています。声は2011年の夏に録られました。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/KJfdeqSUn8
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
翁は地面から大きく伸びたタケノコを食用として取っていますが、当時は孟宗竹がまだ日本に入ってきていなくて翁が取っているのは真竹なので、これだけ大きくなったタケノコでも食用にできます。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/KAAGCouDz4
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
捨丸は本作のオリジナルキャラクター。声を担当したのは高良健吾さん。初登場時は13歳です。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/xbkLQzTf0n
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
子供たちが歌う「わらべ唄」は、作詞が高畑勲・坂口理子、作曲が高畑勲。本作の音楽が久石譲さんに決まる前に曲は出来上がっていました。初音ミクを使ってデモが作られたのは有名なエピソードですね。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/YPdVeZy4dO
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
翁が姫を探すシーンはアフレコで追加収録されました。その時は地井武男さんは既に亡くなっていたので、三宅裕司さんが代役を務めています。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/rKcbOacrcg
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
捨丸がウリの実を切るシーンは、「火垂るの墓」で清太がスイカを切るシーンが豆腐を切るようになってしまった反省から、厚いウリの皮を切るような感じが出るように腐心したのだとか。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/kIg1s2ViLd
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
高畑勲監督は、長年日本を舞台とした「アルプスの少女ハイジ」のような作品を作りたいと思っていました。本作でその思いが結実することになります。山(アルム)での楽しい生活と、都(フランクフルト)での窮屈な生活の対比は共通するところですね。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/dnMJATp6Rw
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
女童(めのわらわ)は本作のオリジナルキャラクター。声を担当したのは田畑智子さん。絵コンテには「ウメ」という名前らしき文字が確認できますが、この設定が本編まで生きているかは不明。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/VoBLy6rJ47
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
高畑勲監督はジブリ作品の足音は大きすぎると感じていましたが、姫が寝殿造の屋敷を走り回るシーンでは、木材の材質を意識して意図的に足音を大きくしています。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/bbsdIvjZ3U
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
相模は本作のオリジナルキャラクターです。声を担当したのは高畑淳子さん。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/NUFTgFeOMv
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
姫の描いた落書きには、ウサギやカエルなど、鳥獣戯画らしき絵があります。高畑勲監督は日本の絵巻に多大な関心を寄せていて、「平家物語」を鳥獣戯画でアニメーション化するという構想を持っていました。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/6mCb76gkbB
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
本作の琴の演奏を担当したのは姜小青さん。古筝は残響が大きすぎるので、タオルを穴に入れたり弦に乗せたりして演奏していました。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/s2SXIsu5Rn
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
媼が翁に耳打ちをするシーン、絵コンテを見ると姫が初潮を迎えたことが分かります。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/cFPWwdBTtx
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
かぐや姫は眉剃りやお歯黒といった平安時代の風習を嫌がります。高畑勲監督は姫を現代の子ととらえています。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/0yV9W5FXEp
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
かぐや姫が屋敷を飛び出して着ていた服を散らかして疾走するシーンは、「アルプスの少女ハイジ」第1話で着膨れしていたハイジが服を脱ぎながらアルムを駆けるシーンのオマージュです。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/K3qQMvwfys
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
かぐや姫が疾走するシーンは、背景も動く人物(かぐや姫)も全て水彩画で描かれています。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/deCeGlCJmt
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
かぐや姫は地球人ではないので、人知を超えた速さで疾走します。ですので、あっという間に都から山まで走り抜けます。このシーンの原画を担当したのは橋本晋治さん。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/2ticq6oZyg
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
かぐや姫が辿り着いた家は、かつて自分が住んでいた翁の家です。現在は別の家族が住んでいます。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/NqbdYpsw8Y
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
雪の上に倒れたはずのかぐや姫が気が付くと元の屋敷に戻っていますが、これは夢落ちではなく、時間が戻っているんです。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/ikzeIwerHz
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
花見の宴で5人の貴公子が歩くこのシーンは、厳島神社が参考にされています。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/iqvbEc7jH4
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
高畑勲監督は5人の貴公子を欲望の象徴のようにとらえています。大伴大納言(画像1の右から2人目)以外は自分の正妻にしようとは考えていないようです。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/U22PF8irDZ
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
「かぐや姫の物語」は田辺修さんが設計したスケッチ風の絵を動かしています。線がかすれているので従来のデジタルペイントで色を塗ることはできないので、塗線動画(画像2)を基に色を指定し(画像3)、それにスケッチ風の動画(画像4)を重ねて完成画(画像1)になります。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/6RtdxfsUZB
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
画像1の赤枠にあるように、敢えて動画と塗線動画をピッタリと一致させず、塗り残しを発生させることでさらにスケッチ感を出してるのもミソですね。
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
一番最初に宝物(偽物)を持ってくるのは車持皇子。声を担当したのは橋爪功さん。蓬莱の玉の枝を持ってくるのも代金の支払いを求める職人によって贋物だと露見するのも原作通りです。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/sENUuLuu4d
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
2番目に宝物(偽物)を持ってくるのは阿部右大臣。声を担当したのは伊集院光さん。火鼠の皮衣を持ってくるのも姫に言われて火にかけて贋物を露見するのもほぼ原作通りです。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/byZUVNb3xe
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
5人の中で最も愚直な大伴大納言は実際に龍の首の珠を探しに行きます。ここまでは原作通りですが、逃げ帰って顔を病気で腫らすエピソードは本作では割愛されています。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/S9LWa9GEzw
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
石作皇子は原作では一番最初に姫のもとに訪ねてきます。本作では仏の御石の鉢を求められたのに対して、レンゲソウの花を持参しますが、原作では寺にある贋物の鉢を持参します。声を担当したのは上川隆也さん。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/1YFukrJkej
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
石作皇子が縁側に腰をかけるシーンは、「源氏物語絵巻」で薫の君がとったポーズを参考にしています。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/WZNN6xxLrA
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
北の方は本作のオリジナルキャラクターです。声を担当したのは朝丘雪路さん。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/IxNRTRW5IS
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
石上中納言の声をあてたのは声優でも俳優でもなく、本作で音響制作デスクを担当した古城環さん。姫から燕の子安貝を求められ、実際にツバメの巣に近づいて取ろうとして落下し、腰を強打したことが原因で亡くなるのは原作通り。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/lB43ACpE0h
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
御門の声を担当したのは中村七之助さん。顎が長くなった理由は、本作の人物造形を担当した田辺修さんが、高畑勲監督から画像2のような助言を与えられたから。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/y483IdQbBB
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
御門は中国かぶれなんです。当時は中国ではなく唐でしょうけど。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/NZDBHVuPZw
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
かぐや姫の声を担当したのは朝倉あきさん。難航したオーディションの末に選ばれました。決めてになったのは、悲しみの芝居に悔しさも入ってるところだとか。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/aWqJRwtxx4
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
かぐや姫の言う「この地(地球)から帰って来た人」とは『羽衣伝説』の天女です。羽衣伝説の舞台である三保の松原の風景(画像2)、天女と結ばれた漁師とその子供(画像3と4)も登場します。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/P7adZMBNvB
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
高畑勲監督が「竹取物語」をアニメーション化するにあたって最も考えたのが、なぜかぐや姫が地球に下ろされたかということでした。かぐや姫は掟を破って羽衣伝説の天女の記憶を呼び覚まし、その罰として地球におろされたのです。が、地球に憧れるかぐや姫には罰になりませんでした。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/xC6kg51sqg
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
本作のキャッチコピーは『姫の犯した罪と罰』です。罪と罰とは先のツイートの通りなのですが、このコピーに難色を示したのが高畑勲監督。このコピーのせいで一部のセリフを変えざるを得なかったようです。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/FyAe1xFHMO
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
かぐや姫と捨丸が飛翔するシーンの一部にCGが導入されています。この飛翔シーンは当初はもっと長くなる予定でした。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/rILiEGvm5A
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
月からやってきたお迎えの一団は、当初色が無かったのが地球に近づくにつれて色が付きます。これは地球の郷に従ったためです。かぐや姫の回想シーンでも月の世界は白黒で、地球だけが青かったです(画像4)。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/Upb4saKzEE
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
月からのお迎えの一団は、阿弥陀二十五菩薩来迎図が参考にされています。高畑勲監督は月はあの世で、月に戻ることは死を意味すると解釈しています。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/VSFqjbGDEG
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
高畑勲監督が阿弥陀来迎図を参考にしたシーンはこれが初めてではなく、「平成狸合戦ぽんぽこ」で隠神刑部が落命するシーンでもお迎えの一団として描かれています。このシーンは多くの人が連想するような雅楽調のBGMが使用されていました。#かぐや姫の物語#平成狸合戦ぽんぽこ pic.twitter.com/PkfTeSXnml
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
月からの一行が奏でていた曲の名は「天人の音楽」。場違いともとれる能天気な音楽ですが、阿弥陀来迎図に描かれている楽器や、月は清浄で悩みもない地であることを考慮し、インドの大衆音楽やブラジルのサンバなどが参考にされた曲になっています。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/DxPHWXqfMF
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
かぐや姫に羽衣をかける女官の役も朝倉あきさんが担当しています。女官はかぐや姫の合わせ鏡のような存在だというのがその理由です。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/LICUIDhBPc
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
月に戻っていくかぐや姫は色が無くなっています(画像1)。しかし、地球を思い出したのか、振り向いて涙を流した時は一瞬色が戻ります(画像2)。しかし、月の方を向くと再び色が無くなります(画像3)。#かぐや姫の物語 pic.twitter.com/rNzbw2gowF
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日
高畑勲監督は1959年に東映動画に入社してアニメ業界入りしたのですが、入社してすぐの時期に内田吐夢監督のもとで「竹取物語」をアニメーション化する構想があり、高畑さんも企画案を考えています。すぐにボツになって提出もしなったのですが、「#かぐや姫の物語」はこれが下敷きになっています。 pic.twitter.com/lK9PL8qSoc
— キャッスル (@castle_gtm) 2018年5月18日