ドイツ人と食事してて、なぜ日本人は「柔らかい=美味しい」なのかという話に。「肉、魚、野菜、果物、菓子、なんであらゆる食べ物で”柔らかい=美味しい”なの?」と言われてみると確かに不思議だ。
ついでに「女の好みすら”柔らかい”で、芯のあるタイプは好まれない」にまで発展して笑ってしまった。— Podoron (@podoron) 2017年11月18日
ドイツだと、例えば、じゃがいもはメークイン系の身がしっかり詰まったものが良いとされ、男爵みたいな柔らかくて崩れやすいのは安物と勘違いされるし、パンも歯ごたえのある黒パンが基本などなど。
イギリスは住んだけど、あそこはそういう次元じゃないので好みは分からん。他の国はどうなんだろ?— Podoron (@podoron) 2017年11月18日
タイ料理ってスパイシーで美味しいですけど、タイ人感覚だと基本「辛い=美味しい」なんですかね?それも面白い!
日本は歯ごたえの良さが好まれる食べ物も勿論あるけど、「柔らか~い!」がほぼあらゆる食べ物の褒め言葉になるって、言われてみると確かにちょっと異様な気が。https://t.co/2RaGvbZ7nf— Podoron (@podoron) 2017年11月18日
会話を140字にまとめたので雑な定義のバズツイになっちゃいましたが、字義通り「あらゆる、全て」でなく、「全体的な傾向、そういうものが多い」という話と思って貰えれば。
で、「柔らかいものが好まれる」理由で色々挙げて頂いたんですが、実際にデータが出てるものはあるかと探したものをいくつか⇒— Podoron (@podoron) 2017年11月19日
サンドイッチチェーンSubwayは、他の国々で使われてる「硬く、外皮がしっかりしたパン」は日本人は上手く噛めなかったので、日本向けに柔らかいパンを開発したそうな。
ただ、この記事にもあり挙げてた人も多かった「日本人は唾液が少ない」の根拠の研究は探しても見つからず。https://t.co/uSFfh1RxHt— Podoron (@podoron) 2017年11月19日
デンプンを分解し糖に変える唾液中のアミラーゼ酵素が、狩猟採集民族より農耕文化が発達した民族の方が多いという研究。
ただ、日本人はエスキモー民族等よりアミラーゼが多いが、欧米人の方が更に多いので「日本は欧米と違い、お米=糖質の文化」はむしろ否定される研究結果。https://t.co/onKI80BQmi pic.twitter.com/YCwdnmFmzU— Podoron (@podoron) 2017年11月19日
面白かったのは、「甘味に関しては女性や子供の方が男性より鋭く、酸味は男性の方がより鋭敏であり、苦味は男女の間に差が無い」事が分かってるそうな。
あと、この実験では「照明が暗いと、味を感じにくくなる」という研究結果。しゃれたレストランの暗い照明ダメじゃん!https://t.co/9zlHns9wER
— Podoron (@podoron) 2017年11月19日
日本人の咀嚼力や唾液量を他民族と比較した研究はざっと探した限りでは見つからず、日本向けにパンを柔らかくしたSubwayや、バンズを最大限しっとりさせたBurgerKingの記事がある程度でした。https://t.co/WfS0FtAIFg
「前煎」を使った咀嚼能力評価法の研究があるのは笑った。https://t.co/mlyYZV84ty
— Podoron (@podoron) 2017年11月19日
以前タイの料理屋さんで、タイは「辛い=おいしい」、日本人「食べやすい=おいしい」という違いについて話した事思い出しました。 https://t.co/w9lN4IjFTI
— いちはらゆみIchihara Yumi (@ichi_beerg) 2017年11月18日
肉体労働が多く労働時間が長い田舎では消化しやすい柔らかいものが好まれ、肉体労働が少ない都会では歯ごたえがあるものが好まれるという話を読んだことがあります。
— さみふゆ (@samifuyu) 2017年11月18日
日本には乾物という物が沢山あります。昆布、干し椎茸、かんぴょう、豆類干し魚鰹節など。これを昔から保存食として食べてきた結果、柔らかい白米や菓子類は贅沢品と見なされ珍重された。その結果現在柔らかい食べ物が席巻しているのでしょう。
— そこつ (@kanpekinomiya) 2017年11月18日
@AngelTouchPlus 日本人は長く、普段の日は硬い物を食べ、やわらかいものはハレの日に食べる物だったからではないでしょうか。果物も煮て瓶詰めにするような保存食感覚がなく、旬の一番甘いときに食べる。というのが現在も続いてるんだと思います。
— こいけちゃん (@koikera) 2017年11月19日