今日あった出来事 pic.twitter.com/cKPHyoX1mT
— フジ (@243o_o) 2017年10月8日
わたしの母は雑貨屋をやっていて、たまにわたしも店番をしています。
今日も接客していてお父さん、お母さん、5歳くらいの女の子の家族連れが来たんです。
アクセサリーを見ていた女の子がこれ欲しい!って言ったのがビンテージのパーツを使った2600円のネックレス。
お母さんは「これはおもちゃじゃないんだよ」って言うんだけど女の子はどうしても欲しいとダダこね。
確かに5歳の子にはかなり大人っぽいデザインでした。
その後、女の子は欲しい欲しいと言いながらも3人はお店を出てって、諦めたのかな?と思ったらどうやら店の外で家族会議を始めた様子。
聞いてみるとお父さんは叱るでもなく静かに淡々と
「お父さんもお母さんも欲しいものは働いて買ってるんだよ。〇〇ちゃんはいつもおもちゃを新しく買ってもらってもすぐ大事にしなくなるよね?このネックレスもそう扱ってほしくないんだよ。だから本当にどうしても欲しければ、お母さんのお手伝いを毎日してそれで貰ったお小遣いで自分で買ってごらん」
5歳の子にここまできちんとお金の話ができる親ってすごいなとまずここで1個感動。
そうこうしてるとお母さんだけお店に戻ってきて
「ご迷惑な話なんですが、お金だけ払って商品取り置いてもらうことってできます?」と言われたので、取り置きもできますしお支払いは今じゃなく取りに来られた時でも構いませんよ~って言ったんだけど、
「お金が貯まるのがいつになるか分からないので支払いは済ませていきます。でもあの子本人が自分で買ったと思って欲しいのでネックレスは置いておいて欲しいんです」
すぐいろいろ欲しがる子だから1度ちゃんとしておきたくて、とのこと。
店側に対するお母さんの対応もすごいなと更に感動。
丁寧できちんとした教育ってこういうことなんだなって。
子供にはまだ早いものだからって誤魔化して諦めさせることも、欲しがっているからといって簡単に買い与えることもしてなかった。
子供もきっと子供なりに「だめ」だったり「諦めなきゃいけないこと」に対してちゃんとした理由なりそれを乗り越える方法なりを知りたいはずなんですよね。
このご夫婦のやり方は回りくどくて大変な方法なんだけど子供だからっていう理由で甘やかしていなかった。
わたしが親になるときまで絶対に覚えておこうと思いました。