こないだ福岡に行った時に実際にあった事

観劇の為に福岡に車で遠征。
翌日の帰り、高速に乗る前にガソリンを入れようと立ち寄ったスタンド（店員供給）で「空気圧見ましょうか？」との申し出が。
今からまさに高速に乗って帰ろうとしていたところだったので、とりあえず見てもらおうかと領き、待つ事少々。
ガソリンを入れ終わった店員さんが、神妙な顔で「最近左のタイヤ重かったりしませんか？」と…。
前日に高速でかなりの長距離を飛ばしたけど特に違和感はなかったので、運転してた友達と首を傾げました。
曰く「左前輪のタイヤの空気圧が、通常2.1～2の所、1.2くらいまで下がっている。大幅に空気が抜けているので、パンクしているかもしれない」との事。
しかし思い返しても、高速で何か踏んだ覚えもないし、問題なく福岡まで走ってきている。
ただ、前日夜～今日（福岡に着いて以降）はタイヤをよく見ていなかったので、いつパンクしたのかまったく分からず。
「最後に点検したのはいつですか？Iと聞かれ、一年点検は6月頭にしてるし、3日前もディーラーに行ってワイパーのゴムを変えたばかりなので（その際空気圧も見ていただいたので）、もしパンクしているとしたら原因は高速以外考えられないと返答。
すると「大雨の後で路面の状態が良くないから、それかもしれない」と。
そして「今、この車種の〇〇〇〇〇（やたら長い品番）というタイヤなら、すぐ交換できますよ」との提案が。
我が家では車に何かあれば必ずディーラーに行く事にしているので「最寄りのディーラーに行きます」とお断りすると、「ディーラーよりもこちらの方が安く交換できます」と食い下がられました。
「いえ、ディーラーで見てもらいます、大丈夫です」ときっぱり断り、すぐに最寄りのスズキさんへ。
着いてから整備士の方に事情をお話しすると、すぐに対応して下さいました。
車を降りる時にタイヤを見ると、確かに目視で分かるほどに空気が抜けている…！
これに気がつかなかったのか…!？
危ない所だった…と我が目を疑いつつ、待つこと約30分。
点検の終わった整備士の方が、言いづらそうに「パンクしていません」と仰いました。
あんなに見て分かるくらい空気抜けてたのにパンクしてない！？どういう事？？と思い、話を聞くと、
・まず何かが刺さったような跡はない。
・念のためタイヤを外して水につけてみたが、気泡も出ない。
・もしこのレベルで空気が抜けるなら、普通は大穴が開いている。水につけても分からない程の小さな穴では、ひと月以上かかっても抜けようがない。
要約すると、穴は空いてない。
「こうなると、意図的に空気を抜いた可能性が…。あくまで憶測ですが、スタンドで点検した際に、空気を抜かれたのかもしれません」と言われ、背筋が冷たく…。
曰く、最近そういう事例が多いそうで、おそらく他県のナンバーで、若い女が三人だったからやられたのかもしれない、と。
もしそうなら悪質すぎるので、どこのガソリンスタンドかよければ教えて下さいと言われ、とりあえずガソリンのレシートを提示。
今から高速に乗って帰らなければいけないのに、交換になったら時間的にも金銭的にも本当にどうしようかと思っていた所でした…。
整備士の方は点検代は必要ないと仰ってくださって、空気圧も四輪合わせて調節したのでこのまま高速に乗って帰っても問題ない、心配なら後日近所のディーラーでもう一度見ていただいて下さい、と…。
この炎天下の中、他県ナンバーの、この店舗には一銭の儲けにもならないであろう車を丁寧に見ていただいたのかと思うと頭が下がる思いになりました。
帰宅予定の時間が予想より遅くなってしまった事に対する焦りで頭がいっぱいで、整備士のお兄さんのお名前を伺わなかったのが悔やまれる…！
博多のスズキアリーナさん、お世話になりました。
お陰様で無事に帰宅できました。
皆さんも出先でのガソリン給油時の悪質セールスにはお気をつけて…!