本日5月3日は憲法記念日。70年前のこの日(昭和22年5月3日)、日本国憲法が施行されました。画像は、国立公文書館にて5/7まで特別展示中の日本国憲法の原本です。
皆さん、もうご覧頂けましたか?#憲法記念日 pic.twitter.com/acRxNDI52b— 国立公文書館 (@JPNatArchives) 2017年5月2日
日本国憲法の原本は、「朕は・・・」という天皇による公布のお言葉(上諭)からはじまります。画像のとおり、日本国憲法は、手続きとして大日本帝国憲法の改正というかたちをとりました。 pic.twitter.com/hGJRmbUBXJ
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上諭から次のページに移りますと、昭和天皇の御署名とその下に天皇御璽(天皇の御印。大きさ約9cm四方)、そして当時の吉田茂総理以下各閣僚の署名(副署)がずらりと並んでいます。天皇の御署名を含め、すべて直筆とされているものです。 pic.twitter.com/jIRyGPOH8S
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副署の後のページに続いていきますのが、日本国憲法の本文です。歴史の重みが感じられますね。
この憲法原本を展示している特別展「誕生 日本国憲法」は、5/7までの開催となります。 pic.twitter.com/47geBp2EGg
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本日は憲法記念日ということで、開催中の特別展「誕生 日本国憲法」の展示資料をTwitterチームで撮影してみました。その中から、いくつかピックアップしてご紹介します。
最初の画像は、近衛文麿による「帝国憲法の改正に関し考査して得たる結果の要綱」、いわゆる「近衛草案」です。 pic.twitter.com/mIXCkcqEwJ— 国立公文書館 (@JPNatArchives) 2017年5月3日
こちらは「新日本建設に関する詔書」。国民と天皇との結びつきに触れた一節から、天皇の「人間宣言」とも呼ばれています。普段は保存の観点から原本は公開していないものですが、今回は特別に展示しています。 pic.twitter.com/vJBksbMbf2
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こちらは、吉田茂の秘書役でもあった白洲次郎が、GHQ民政局長のホイットニーに宛てた「Jeep way letter」と呼ばれる書簡。松本国務大臣が描いたとされる挿絵が見てとれます。資料は外務省外交史料館よりお借りしたものです。 pic.twitter.com/08KWhX9rBS
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こちらは「マッカーサー憲法草案」(閣議配付資料)。昭和21年2月13日に日本側に提示されたGHQ憲法草案を外務省が日本語訳し、2月26日の閣議で配付されたものとなります。 pic.twitter.com/xfCETFIOaJ
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こちらは、GHQとの折衝を経て、昭和21年3月6日に日本政府より公式発表された「憲法改正草案要綱」です。この後、憲法改正をめぐる議論の場は、間もなく召集された制憲議会へと移っていきました。 pic.twitter.com/JXNhS9YtfP
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こちらは昭和21年10月の「日本国憲法公布原議書」。同年11月3日に公布することを決定した際の文書です。左側に並んでいる本文のパネルに入れられている赤字は、帝国議会において加えられた修正です。画像でお分かりいただけますでしょうか? pic.twitter.com/kWimMpkB6C
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5月7日までの特別展「誕生 日本国憲法」では、これら制憲過程にまつわる貴重な資料を多数展示しています。
最後の画像は、日本国憲法の原本を展示しているウォールケースです。中央の台座にありますのが憲法の原本、その後ろは原本の全文を複写し、少し大きめにしたパネルです。 pic.twitter.com/t6p9K9JipB— 国立公文書館 (@JPNatArchives) 2017年5月3日