プラス2回のありがとう

女性にとって最も必要なスキルは、綺麗でいることや家事が完壁にできることよりも、「ありがとう」がきちんと言えることです。

 なぜなら、女性からの「ありがとう」は男性を幸せにするからです。メイクが薄めの日も、ちょっとお料理の手を抜いた日も、男性はあまり気がつきません。
ですが、「ありがとう」を言わなかったとき、感謝を怠ったときの男性からの評価はとても厳しいです。食事の会計時、「ご馳走様でした」が言えない女性を次のデートに誘わないのは、男性が “やってあげたくなる気持ち” を失うからなのですね。
 私は夫に対していつも、やってもらった回数以上に「ありがとう」を伝えるようにしています。
「〇〇してくれてありがとう」の他にも、ふとしたときに「いつも、ありがとうね」「幸せにしてくれてありがとう」と言うのです。
 私は”鬼嫁”を名乗っていて、良妻どころか恐妻ですから、どんな女性よりも”わがまま”でいることを意識しています。徹底して自分に素直でいるようにしているのです。
 生徒さんにそのノウハウを指導している現在が、今までの人生で最も”わがまま”を貫いていると思います。
 でもある時、夫に言われたのです。
「ユウちゃんはいつも、たくさんありがとうを伝えてくれるよね」
 その言葉を聞いた時、改めて、男性がいかに”自分の手で幸せにしているか” ”ありがとうを言ってくれているかどうか”を重視しているのだということを実感しました。
 夫には私が”わがままばかり言う恐妻”ではなく”たくさん感謝してくれる妻”に映っているのですから。

 たった5文字の「ありがとう」は、女性のたくさんのわがままを、男性へのプレゼントにしてくれる魔法の言葉です。
  1つのお願いに”プラス2回のありがとう”。
 これが、頑張らずありのままのあなたで幸せになれる秘訣です。