あらゆることはけいこをしないと、身につかない

世界的テニスプレーヤーとして活躍した杉山愛さんのお母さんの杉山芙紗子さんの話があります。

芙紗子さんは、

「実力を発揮できるかどうかは、普段の生活にかかっている」

という話をしています。

そして、「玄関の靴を揃える」とか、

「自分は毎日、本を15分読む」というふうに、

どんな小さなことでも

「毎日、これをやるんだと目標を自分で決めて、

コツコツ積み重ねていくと、その子に自信が生まれるということもあります。

小さなことの積み重ねは、やがて

目に見えない自信につながっていくのです」

と話されています。

これは、本当にその通りだと思います。

そういえば、

映画評論家の淀川長治(ながはる)さんのことを何かで読んだことがあります。

淀川さんは毎朝、必ずしていることが一つある。

それは毎朝、目が覚めると、

こう言うそうです。

「きょうは〇月〇日(とその日の日付を言ってから)

きょうという日は一度しかない。

きょうも一所懸命生きよう。

だからニコニコしていこう」

淀川さんのあの笑顔は何十年にわたる

自分との約束を守った結果、

生まれてきたのでしょう。

http://ameblo.jp/hiroo117/より
常岡一郎氏の運命発展の法が同書で紹介されていた。

その中の一つに、「明るく感心のけいこをする」、というものがある。

「あらゆることはけいこをしないと、身につかない。

どんなことに出会っても、なるほどと感心する。

そのけいこを積んでおくことが、運命をよくしていく秘訣だ」と、常岡氏はいう。

相手の話を、傾聴の姿勢で聞くことほど大事なことはない。

傾聴の姿勢とは、「うなずき、相づち、驚きの表情」だ。

まいにちの積み重ね。

それが「けいこ」を続けること。

良き習慣を身につけることが、運命をよくしていく秘訣。

「挨拶」「返事」「後始末きちんと」というしつけの三原則。

傾聴の姿勢とニコニコ顔。

「あらゆることはけいこをしないと、身につかない」

毎日のけいこを、コツコツと長く長く続ける人でありたい。