お役に立つ人になること

石川洋『生きるんだよ』春陽堂より

《偉くならなくていい

立派にならなくていい

お役に立つ人になることである》

生まれてくるときには

赤子は掌(たなごころ)をにぎりしめている

そのこぶしを開くとき

人間の活動が始まるのである

結んで開く生命の躍動である

問題は何と結ぶかである

楽な生き方と手を結ばないこと

うまい話しに手を出さないこと

利の多い仕事に手を染めぬこと

結び方を間違うと自滅の道を歩む

心して無慾の縁を選ぶことである

よい仕事に汗をかくことである

http://ameblo.jp/hiroo117より
石川洋氏のお師匠さんである西田天香さんの言葉がある。

■どうせ死ぬ命である。一切のために一番よい事をなるだけして死ぬがよい。

■求める心は淋しい。捧げる心は豊かである。

■世界の行きづまりは、感謝を忘れたうぬぼれの累積である。

■いかなる強い考えも考えは弱い。いかなる弱い実行も実行は強い。

■金の力だけで仕事をしている人は、金がなくなった時、無能者となる。

■多く知って行わぬより、少なく知って実行するがよい。他を責めるより、おのれを省みるがよい。

■眼につくのは枝葉であるが、直さなければならないのは根元である。

■危ないのは責められている時ではなく、誉められている時である。

どんな崇高な理念であろうと素晴らしい考えを持っていようと、それを実行しなかったら、それは無いのと同じ。

人のお役に立つこと。

人に喜んでもらうこと。

楽な生き方と手を結ばないこと。

うまい話しに手を出さないこと。

利の多い仕事に手を染めぬこと。

『覇道(はどう)とは、努力少なくして、「利」多い道

王道とは、努力多くして、「利」少ない道』

人生の王道を歩みたい。