絶対食べないで!韓国キムチからO103検出

山口新聞より
下関市長府扇町の卸売業「和田又」が韓国から輸入した白菜キムチの一部から食中毒を引き起こす腸管出血性大腸菌O103が検出された
kimuchi
下関保健所は7月29日、商品の回収を命じた
現時点で健康被害の届け出はない。
和田又は商品の回収を進めているが、宇部、山陽小野田、下関、山口の4市のスーパー計14店舗で「韓国キムチ(400g)」74個が販売済みとなっていることから、口にしないよう注意を呼び掛けている
O103は動物の腸管内などに生息する細菌で感染力が強く、血便や腹痛、発熱などを引き起こす。潜伏時間は平均6~72時間で、重症化すると死に至る場合もあるという。

商品は韓国の工場で製造され、船便で冷蔵輸入されたもの。
和田又の担当者「原因などは今後調査していく。再発防止などの対策が取れるまでキムチ関連商品の販売は自粛したい」
問い合わせは和田又 低温部へ(電話083-248-4604)
http://www.wadamata.co.jp

予防・治療について
腸管出血性大腸菌O103は、強い毒素を出し、腸管を傷つけます。
その結果、腹痛や水様性下痢、嘔吐、血便などの症状が出ます。
特に、乳幼児や高齢者は、脱水症状を起こしやすく、溶血性尿毒症候群(HUS)などの重篤な症状を引き起こす可能性がありますので注意して下さい。
また、二次感染(感染者から他の人に感染すること)しやすい病原菌ですので手洗いを十分にしましょう。

気になる症状があったら、医師の診察を受けましょう。
・主な症状は、腹痛、水溶性下痢、嘔吐、血便
・適切な抗生物質等の治療で早期に回復する病気
・くれぐれも自己判断で市販の下痢止めなどを飲まないで下さい。自己判断による服薬等で重症化をまねくことがあります。
・下痢症状のある人や周囲に下痢症状のある人がいる場合は、石けんで念入りに手を洗いましょう