芸能人の被災地支援はなぜ批判されるのか?

熊本地震後、多くの有名人が熊本へ駆けつけ、ボランティア活動等に取り組みました。

中居正広
上地雄輔
高良健吾
ローラ
ナオト・インティライミ
コロッケ
伊勢谷友介
TKO木下
はなわ
篤永友樹
佐々木希
三浦翔平
浜崎あゆみ
高須クリニック院長
登山家 野口健

お金で支援をした有名人も
錦織圭→マットレス1000枚寄付
山下智久→100万円寄付
岡本夏生→100万円寄付
紗栄子→500万円寄付
本田圭佑→1000万円寄付
YOSHIKI(X JAPAN)→1000万円寄付
GACKT→ネスカフェと協力して約1000万円寄付
RADWIMPS→楽曲「バイ・マイ・サイ」の売上を全額寄付

こういった活動に、一部では「売名行為」だと批判があります

紗栄子さんが500万円寄付した写真をブログにアップ
→「いちいち出すな」「好感度上げたいのか」「ダルビッシュの養育費か?」

ウーマンラッシュアワー村本さんが被災地で無料ライブをすると発表
→「迷惑!」「不謹慎!」

中居正広さんが熊本でボランティア
→「SMAP解散騒動後の人気を取り戻すためだろ」

しかし、中居さんは東日本大震災の時も同じようにボランティア参加しており、SMAPで4億円寄付しています。
また、目立って迷惑にならないよう、マスク・帽子・サングラスで活動。

こういった批判を受ける芸能人は一定以上の人気・収入を持っていて、わざわざ人気取りをする必要がない人がほとんどです。
にもかかわらず、何故批判されるのか?
著名人は以下のように分析しています。

映画評論家・町山智浩さん

『アメリカ人は“寄付は税金対策の選択肢”と考えています。
自分が稼いだお金を税金でとられて、何に使われるのかわからないぐらいなら、自分が支援したいところに直接お金を出したほうがいいと考えているわけです。
だから、売名が目的ではないし、寄付をした人が偉いというわけではない。
それは税金対策で、自分の好きなことにお金を使っているわけですから。
一方で、日本では寄付を“施し”であると受け取る感覚が強い。
寄付を“施し”と捉えると「上下関係」ができる。
寄付する側が偉くて、寄付される側が一段低いというイメージ。
だから、若い世代、とくに「若い女性」が寄付をすると、“何を偉そうに”と思われ、炎上を招きやすい』

ウーマンラッシュアワー村本さん

『昨日投稿した食べ物写真も熊本以外の人が「熊本の人に分けろや!」と言い、熊本の人は「分けろやなんて思いません笑」と言ってくれて、ライブも熊本以外の人が「不謹慎」と言い、熊本の人は「きてきて」と言ってくれる』

2ちゃんねる創設者 西村博之さん

「寄付した人に文句をいうおかしな人が一定数居て、炎上とか言われてます。
世の中には頭のおかしな人がいます。
普通の生活では出会わない1万人に1人のレベルの頭の残念な人が、ネットには数千人居ます。
そういう人は相手しちゃいけないってのを、昔から言ってもなかなか浸透しないですね」

女性セブンが熊本で直接インタビューをしたところ

「芸能人の支援は、よかもんはよかもん。嬉しかですよ」

「被災地でコロッケさんに会ったんですよ! そうやって気遣って回ってくれるって本当に嬉しい。熊本の人、誰も売名なんて気にしてないですよ」

「子供たちが地震でかなり落ち込んだんです。だけど、昨日、中居クンがきとったらしいけど、子供たちは大喜びでしたよ。被災者が芸能人を叩くんだったら筋が通りますけど、よそ者には関係ない。“叩くな、バカヤロウ”って感じです」