在日2世 康熙奉(カン・ヒボン)さんが日本と韓国の違いを分かりやすく説明してくれました
どんな人?
・「愛してるっ韓国ドラマ」編集長を10年務めた
・韓国の歴史、文化、社会問題や日韓関係を描いた著作多数
「韓国に老舗がほとんどない」という話。韓国の友人を浅草に案内したら創業百年の看板を掲げたそば屋を見て「韓国では考えられない。食堂で成功したら子供に最高の教育を受けさせてエリートをめざす。あの看板は頭のいい子が百年出なかったと言ってるようなもの」。日韓の家業継承の違いがわかる話だ。
— 康熙奉カン・ヒボン (@kanghibong) 2016年2月25日
日本では老舗を子供に引き継いでほしいという考えが一般的なので、かなり違いますね
ネットの反応
・韓国には養子縁組の習慣がないので、家が絶えたらそれまで。養子縁組までして家業を伝承するより、子息をエリートにして家業を卒業するほうに魅力を感じる
・己の家業に誇りが持てないから継がさないだけで、頭の良し悪しは関係ない
韓国人が好きなことわざが「始めれば半分」。物事に着手すれば半分終わったようなもの、という意味。なかなか始めない韓国人の性格を表している。日本では、八割終わっても「まだ半分」と思う人が多いのでは。最後まで気をゆるめるな、という心情の表れか。同じ半分でも日韓では受け取り方が違う。
— 康熙奉カン・ヒボン (@kanghibong) February 25, 2016
韓国社会は序列を重んじる風潮が強い。518年間も続いた朝鮮王朝時代に国教となった儒教の影響だ。当時の儒教の最高徳目は、親に対する「孝」と、目上の人に対する「忠」。これをしっかり守れば、人間関係に明確な序列が生まれる。「それが窮屈で日本に来ました」。そう語る人に何人も会ってきた。
— 康熙奉カン・ヒボン (@kanghibong) February 26, 2016
来日した韓国人が日本の家庭に招待されると「軽食でもてなされた。その程度にしか思われてなかったのか」とガッカリすることが少なくない。日本の家庭も精一杯にもてなしているのだが習慣の違い。韓国で食事に招待されるとテーブルからこぼれるほどのご馳走が並ぶ。見栄なのだが、それが韓国スタイル。
— 康熙奉カン・ヒボン (@kanghibong) February 27, 2016
韓国人は日本人の1.7倍の野菜を食べるという統計があった。肉のイメージが強いが、韓国料理の真髄は野菜料理。ビビンバのメッカと言われる全州に行ったとき、ビビンバを頼んだだけなのに10皿以上の野菜料理が出た。食材と調理方法が多様でどれもが秀逸の味。つくづく「野菜の国」だと思った。
— 康熙奉カン・ヒボン (@kanghibong) February 27, 2016