さて。
検証と事実はさておき
『アナフィラキシーで人は死ぬ』
という医学的な事実は、Twitter上で猛烈な勢いで拡散されたわけで。
そこで小児科医として声を大にして言いたい事。
『食物アレルギーがある人間に該当食品を食わせるのは殺人未遂に等しい』
これをこの機に周知したいなあ。— しゃの?自分人形 (@syanosyano6631) November 11, 2022
『食わせれば治る』
『アレルギーは甘えだ』と一度でも思ったことのある人、二度とそれを考えないでください。
一度でもそれを人にやらかした人。
自分が殺人犯にならなかった幸運を自分の信ずる神に感謝してください。死ぬよ、マジで。
いっぱい拡散されたでしょ? 今回。そういう情報。— しゃの?自分人形 (@syanosyano6631) November 11, 2022
正確には
ごく軽度で食って免疫寛容を狙う人
から
食ったら死ぬから除去する人まで幅が大きいです。
でも、食うかどうか決めるのは本人、家族、主治医です。
外野はマジで黙っとけ。死なす気か。興味のある人は、2021年版のガイドラインに目を通してください。https://t.co/0iOiwpIkB4
— しゃの?自分人形 (@syanosyano6631) November 11, 2022
ごく軽度で免疫寛容を狙う…この層が「食って治す」に相当します。が、どういうペースでどういう量を食わすかってのも、主治医と相談して決める事です。
『美味いんだから試しに食っとけ』
『新鮮だから大丈夫だよ』じゃねーんだわ。
外野はマジで黙っとけ。死なす気か。— しゃの?自分人形 (@syanosyano6631) November 11, 2022
詳細については、こどアレ先生(@kodoare)とかカバさん(@Nom_nyan)とかに任せますが…
アレルギーに関しては
外野はマジで黙っとけ。死なす気か。健康食品?
オーガニック?そーいう問題じゃねんだわ。
外野はマジで黙っとけ。死なす気か。ワタクシからは以上です。
— しゃの?自分人形 (@syanosyano6631) November 11, 2022
追記。
今回の発信に不快感を持つ人はいたと思います。
そして、それは人として正しい感覚だと思います。が…敢えて発信した部分は大です。
ご理解下さいとは言いませんので、耐えかねるという方はミュートやブロックでご対応ください。 https://t.co/DujDxtk54o
— しゃの?自分人形 (@syanosyano6631) November 11, 2022
みんなの引用RTの中で
『無知な相手はこれで黙らせてやれ』
と患者や親に授ける武器にできるな、と思った上手い表現。「毒物」という表現もあったけど、青酸カリという言葉の圧よ…
三階から飛べ、という絵面の圧よ…
…うん、使えるな。
有難く俺の引き出しに収納させてもらいます。 pic.twitter.com/LbukP0k9Wa— しゃの?自分人形 (@syanosyano6631) November 11, 2022
2012年には悲しい事故もありましたからね
僕もアレルギーあるので気をつけています https://t.co/J8pXbxZND5— ユースケ@ふぁふぁももGIYF (@walleye_pollack) November 11, 2022
そういう人、親族にいます。
うどんを注文して食べたら一口で全身に蕁麻疹と息苦しさが出たらしいです。
やはり、蕎麦とうどんを同じ鍋で茹でたのが原因だと言ってました。— サラ (@aironheader) November 11, 2022
動物やダニアレルギーの怖さも広まって欲しい。まだ食べ物アレルギーは広まってきてるけど、私猫アレルギーなのに「大人しいから苦手でも大丈夫」と急に渡されて咄嗟に受け取ったらアレルギーと喘息発作で気づいたら病院でした。食べ物アレルギーしかアナフィラキシー起こさないって思ってる人多いです
— 春津 (@Der_harutu3) November 11, 2022
それは多分『迷走神経反射』です。
年齢性別体格問わずに起きます。献血業務手伝った時に、屈強な陸自隊員が目の前で倒れたときに痛感しましたねー。
— しゃの?自分人形 (@syanosyano6631) November 11, 2022
そーいう事件は減ったものの、アレルギーへの迷信はまだ残りますなあ…
— しゃの?自分人形 (@syanosyano6631) November 11, 2022
スーパーの鮮魚部で働いてるんですけど、魚はエビ食ってる個体もいるし、二枚貝にはカニが共生してることもある。
おろしてるときに気づかずにアレルギー物質が付いてるのではないかとふと不安になるときがあります。どれくらいで発症するのかは人それぞれかも知れないけど、怖いときはある。— むーとん (@ldXqbmz87QFIuW2) November 11, 2022
そう、そんぐらいかかるんですよ…
すごい頑張りましたね、そのご家族。
— しゃの?自分人形 (@syanosyano6631) November 11, 2022
うちの子は、親がボリボリ食べてたミックスナッツを見て、自分も食べると初めて食べてみたら10分後に嘔吐、全身の発疹で焦ってタクシーで病院に。次こんななったら救急車!と言われてかなり焦りました?? アナフィラキシー怖いよ??
— ゼロツー (@tsykysd696) November 11, 2022
私の母はアレルギーとは無縁の人だったんですが、
ある正月の夕方にカシューナッツクッキーを一枚食べて数分後に
息が苦しいと言い出し、慌てて救急に行きました。
結果はカシューナッツアレルギーと言われ、救急対応のドクターに
今日から絶対食べさすな。死ぬから。と言われました。
怖かったです。— 誰が京楽産業のタマちゃんだと?☆ボンちゃん (@Gn3b3SaaHoAhoMe) November 11, 2022
甘え、好き嫌い、食えば治る…という根強い迷信は人を不幸にしかしない…
— しゃの?自分人形 (@syanosyano6631) November 11, 2022
なんならそこまで含めて食育ですよねー。
— しゃの?自分人形 (@syanosyano6631) November 11, 2022
主人は葛根湯エキスで薬疹が出ました。
従姉妹の息子さんは重度の卵アレルギー。
アレルギーは怖い。本当に怖い。
「あらアレルギー?かわいそうにねえ、
でもせっかくおばちゃんが買ってきたから」
とプリンを食べさせようとした毒を「やめて!」と必死の形相で阻止した従姉妹が忘れられない…— にゃちょちゃん (@nyachochan) November 11, 2022
「またまた?wそうやって好き嫌いして、栄養が偏ってるから、免疫力がなくてアレルギーなんかになるんでしょ?w」
とか思う・言う人、絶対にいる(´・_・`)— マメに手を洗うえつこ (@etsuetsueruru) November 11, 2022
「アレルギーは食べ物だけ」と考えてる方もまだまだ多いです。
私の場合は皮膚性のアレルギーで雑草に触れるだけでもアトピーや水疱瘡、酷いと皮膚炎も発病してしまうほど。しかし子供時代では無理矢理外遊びさせられた記憶もあります— 人間に寄生している??しあみん/ロボもの嫌い (@R18shiamn) November 11, 2022
『予見可能性』の部分ですね。
アレルギーであると伝えた上で食わされた場合は少なくとも傷害罪、結果的に生命の危機があれば殺人未遂が適応されるというのが一般には法律家の見解ですが…ま、実際の法的な運用ってより、わかって食わせるのなら倫理的には殺人未遂レベルだぞってー文脈でヨロ。
— しゃの?自分人形 (@syanosyano6631) November 11, 2022
なります。
きっちり判例もあります。
立件されたらきっちり負けます。— しゃの?自分人形 (@syanosyano6631) November 11, 2022