先日ディズニーへ行った時に、友人が急に倒れました。くも膜下出血でした

まずはその時の状況から。

sコロでディナーをしていて、デザートまで食べ終えた18:30頃、急に「なんか私おかしい!頭がめちゃくちゃ痛いし耳も聞こえづらい!」と言う友人。

気圧で頭痛になる症状は知ってたので、一旦横になってもらいました。

本人も恐らく今までと違う、と思ってたのか「私のスマホの暗証番号は~~ね」と言ってから横になっていました。

すぐにキャストさんを呼び、
・少し横にさせてあげといても良いか
・救護室までは歩いて行くしかないのかを尋ねました。

回答としては「救護室までは車椅子を用意できるが、横になれる設備はないので、ここで横になってもらっていて構わない」でした。

本人が「床に横になってもいいかな、、」と言うレベルだったので、できればソファ席へ移動させて横にならせてもらえないかも聞きましたが、予約が必要なレストランなこともあり、椅子をひとつ持ってきてくれました。

18:40頃、急に「だめかも」と立ち上がったかと思いきやそのまま崩れるように倒れ、焦点も合わず完全に意識の無い状態で嘔吐し始めました。

仰向け状態で鼻からも吐瀉物が溢れ出ている状態だったので、窒息死するのではないかとここで私もパニック。

既にパークのナースさんを呼んでくださっていたのもあり、近くに男性キャストさんが居たので、「横向きにしたいです」と号泣しながら助けを求める私。

キャストさんは落ち着いて友人の体勢を整えながら声かけを止めず、同時に号泣し続ける私に対しても「びっくりしましたよね。今救急搬送の手配もしたので大丈夫ですよ。」など、安心させる言葉をかけ続けてくれました。

18:45頃、救急搬送になったことを聞き、友人のスマホから友人の母親へ電話をし、状況を説明しました。

お母さまの到着までは私が病院までついていくが、もし何か有れば友人のスマホから状況を知らせますということ、友人のスマホへの連絡に反応できるようにしておきますということも伝えました。

数分後、友人は意識を取り戻し、問いかけにも頷いて反応できるようになっていました。

ナースさんがレストランに到着し、防護服を装備しながら私に「何時頃からどんな症状を訴え、倒れたのは何時頃か」と質問したので回答。

救急隊員も到着し、友人の個人情報を記載する用紙を渡されました。

内容は、記憶にあるのは以下の通り。

・名前(漢字とふりがな)
・年齢
・誕生日
・電話番号
・住所
・緊急連絡先情報

友人は会社の先輩で、パークにもしょっちゅう一緒に来るし、毎日のように連絡をとるくらいの仲なので、本名や年齢、誕生日は勿論、住所(実家の住所も)や母親の名前も知っていたのですぐに記入できました。

スマホの暗証番号を聞いていたおかげで緊急連絡先番号も伝えられました。

また、友人の持病やアレルギーがないかどうかも聞かれました。

19:00過ぎにsコロを出て、ダイナーとタートルトークの間の緊急通用口と思われる場所からパークの外へ行き、友人は救急車の中へ。

私は外でキャストさんたちと共に搬送先確定を待ちました。

救急隊員さんたちの後ろについて歩いてる最中や、救急車の外で待ってる間にも、キャストさんは「マスク可愛いですね!作ったんですか?」だとか、パークで買ったマフラーを着けてることや月2~3くらいで来園していることを話すと、頭を下げながら「ありがとうございます!」だとか、何気ない話をしながら私を気遣ってくださりました。

心細く気が滅入ってたので本当に助かりました。

もしロッカーに預けた荷物があった等の場合は明日以降でも結構ですのでここに連絡を下さいねと、お名刺を頂きました。

19:20頃、搬送先の病院が決まり、私も救急車に同乗してパークを出発。

友人は、頭痛があることと寒いことを伝えていました。

その後は友人の母親の到着まで、医師から質問(どっち側を下にして倒れたか、どこか打ってなかったか)をされたり、病状の簡単な説明(個人情報にあたるので家族以外には詳細が話せない)を受けたりしました。

この友人と私を含め、4人で仲良くしてるグループがあるので、そこのグループLINEに状況を共有し、2人の緊急連絡先やその他の情報を交換しました。

また、私自身の家族にも『こういうことがあったから、周りの人と緊急連絡先情報の交換をしておこうね』と話しました。

調べると、iPhoneだと「設定」→「ヘルスケア」→「メディカルID」から、緊急連絡先やアレルギー等の登録ができ、ロック状態からでもその情報を見られるようになる設定がありました。(画像参照)
Androidは分からないですが、もしあるなら設定しておくといいと思いました。

もし『他人に拾われた時にそれは、、』等あれば、今回友人がしたように、具合が悪いときは暗証番号を連れに共有することができるといいと思います。

かなり苦しかったであろう状況でそれをできた友人の危機管理能力の高さは本当にGJでした。

今回倒れたのが『私と一緒で』『パーク内のレストランだったこと』が不幸中の幸いだったと感じていま
す。

もしも家に一人で居た時だったら、もしもパーク内じゃなかったら、間に合っていなかった可能性があるんじゃないかと思うと本当に恐怖です。

無料で救命講習も受けられると聞きました。

車学で受けた経験くらいなので、改めて受けて、なるべくパニックにならず対処できるようにしたいです。

周りにも偏頭痛持ちをはじめ、気圧の変化で頭痛に苦しむ友人が多く、吐き気を催してる様子も見受けます。

ただ、我慢強い人ほど、いつものことだと思って手遅れになる可能性があるとのことだったので、少しでもおかしいと思ったら、物理的に身近な人or救急車に連絡してください。

周りの大切な人たちが健康に生きていてくれますように。