よく「こち亀の名言」的なのが紹介されることがあるが、こういう「両さんのツッコミ」を見ると、今の時代こそ必要な作品だったのかもしれないと思ってしまう。 pic.twitter.com/OWcSCr08vp
— SOW@新作出すよ (@sow_LIBRA11) September 10, 2021
「こち亀」で私が印象に残っているエピソードは、やや地味なんだが、「寺井の住宅話」で、通勤に毎日何時間もかかっている寺井が、麗子が所有している使っていない麻布の高級マンションを譲られるのね。
— SOW@新作出すよ (@sow_LIBRA11) September 10, 2021
両さんは「やったな寺井、ラッキーだぞ」と言うんだが、数ヶ月もしないうちに寺井は高級マンションを返すと言い出す。
「広すぎて落ち着かない」という貧乏性もあったが、
「近所の人と生活スタイルが違いすぎて話が合わない」
「近隣の店の物価が高すぎて生活費がかかりすぎる」だった。— SOW@新作出すよ (@sow_LIBRA11) September 10, 2021
単純な「購入費」だけなら、さすがに麻布のマンションはアレだが、庶民でもそこそこ高級なものは買える。
しかし、それを「使い続ける」コストはまかないきれない。結局持て余し、本来の価値を活かせず、放り出してしまう・・・という「維持コスト」「管理コスト」の重要性をネタにしてたのよな。— SOW@新作出すよ (@sow_LIBRA11) September 10, 2021
残念ながら、本邦は義務教育で、こういった「経済の仕組み」は、悲しいほどに教えないし、そもそも理解していない親や教員の方が多い。
「ものによっては買った方が安い」
「予算を削ったほうが却って損をする」
両さんの失敗エピソードだけでも、学ぶところはかなり多かったと思うんだよなぁ。— SOW@新作出すよ (@sow_LIBRA11) September 10, 2021
なにがすごいかって、十年前のネタを、「十年前にこんなものがあってな」と、十年先の話をするために十年前の自分すらネタにする過去現在未来感w
— SOW@新作出すよ (@sow_LIBRA11) September 10, 2021
そして、両さんの知識量=作者の知識量だから博識なんてレベルじゃ無い領域にまで到達しているという。
— ジェミニ (@gemini3611) September 10, 2021
連載してた時は時代の空気を反映した、ある意味空気のような存在でしたが、空気というものは失って初めてわかる、みたいな話ですね
こち亀から学んだ雑学や知識も多かったですからね— かきすけ (@450kakisuke) September 10, 2021