昨日の恐怖体験、自分の中で抱えきれないので聞いて欲しい。
13歳の娘は、幼い頃「道路で死んだ猫や犬の場所がわかる」と言っていた。車にはねられて死んでしまった動物の場所には、ぽわんとした吹き出しのような形が浮かんで見えると。ドライブ中にも「あそこにも、ある」と教えてくれていた。
— やまさん@3児ママ|ママを癒すヨガインストラクター (@ikujidays) July 15, 2021
私はそれが娘の空想なのか、それとも本当に見えている特殊な能力なのか、深くは追求しなかった。幼い娘の言うことだから、きっと空想だろうと思っていたのだ。
年月が経ち、大きくなった娘はもうその話はしなくなった。だから私も忘れていた。
そして昨日の事。外出していた娘が帰宅してこう言った
— やまさん@3児ママ|ママを癒すヨガインストラクター (@ikujidays) July 15, 2021
「車に轢かれて猫が死んだのを見ちゃった」と。その時は「可哀想だよね。嫌なもの見ちゃった」で終わった。
でも、そこから娘はおかしくなっていった。
夕飯を食べながらぼーっと宙を見つめる娘。「どうしたの?なんか変だよ?」と言うと「なんか目がおかしいの。何もしてないのに白目になるの」と。
— やまさん@3児ママ|ママを癒すヨガインストラクター (@ikujidays) July 15, 2021
そのうち宙を見つめながらポロポロと泣き出したり、小声でブツブツ何かを唱えだしたり、壁に頭を打ちつけたりし始めたので、いよいよおかしいと思い、娘を抱きしめて「ママをちゃんと見て」と言った。私を見つめる目は、突然白目になり、その後寄り目がちのつり目に変わった。その目は完全に猫だった。
— やまさん@3児ママ|ママを癒すヨガインストラクター (@ikujidays) July 15, 2021
娘だけど娘じゃない。怖くて叫び出したかったけど、必死に娘の顔を叩きながら「しっかりして!戻ってきて!」と話しかけた。娘は、普通の目つきに戻ると「猫が死んだのを見てからおかしい。部屋にも猫がいる」と言って泣いた。そしてまた猫の目になり「首輪を返せ」と言った。
— やまさん@3児ママ|ママを癒すヨガインストラクター (@ikujidays) July 15, 2021
娘に戻ると「ごめんなさい」とまた泣く。「首輪を返さなきゃ」と。
娘に戻った時に少しずつ話を聞くと、猫がはねられた瞬間を目撃し、その時に飛んできた首輪を娘が自転車で踏んでしまった。首輪はその場に置いてきたけど、猫は首輪をまだ探している。だから返してあげなくちゃと。
— やまさん@3児ママ|ママを癒すヨガインストラクター (@ikujidays) July 15, 2021
最初は、死んだ猫のことを考えすぎて思い込みや催眠状態になっているのかとも思ったけど、1時間ほど話している中で、何度も白目になっては猫の目に変わる娘を見ていたら、これは完全に猫が憑いていると確信した。
「ママと一緒に首輪を探しに行こう」と言うと、娘はすっと立ち上がり家を飛び出した。
— やまさん@3児ママ|ママを癒すヨガインストラクター (@ikujidays) July 15, 2021
慌てて息子と追いかけ車に乗せた。「猫が死んだ場所に案内して」と言うと、夜9時の真っ暗な道を迷いもなく「ここで停めて」と言った。
街灯もない暗い道で娘は「首輪はそこにある」と言って、何もない空間で「何か」を拾い上げた。そして「そこにいる。まだ形がある」と言って車道の一角を指さした
— やまさん@3児ママ|ママを癒すヨガインストラクター (@ikujidays) July 15, 2021
そこには猫はいなかった。優しい誰かが亡骸は処理してくれたのだろう。でも娘は「まだここにいる。首輪を返さなくちゃ」と言って手に持つ「何か」をそこにいるであろう猫に差し出そうとした。
私は必死に娘の体を押さえつけた。か細い娘とは思えないくらい、力強く車道に飛び出そうとするからだ。
— やまさん@3児ママ|ママを癒すヨガインストラクター (@ikujidays) July 15, 2021
車が何台も往来する道で、もし飛び出したら娘は死んでしまう。車のヘッドライトが見えると猫の目になり飛び出そうとする娘を、絶対離さないという気持ちで押さえていた。
首輪を返したあと、私は「きちんと、あっちの世界にいってもらおう。お線香あげよう」と言い、持ってきたお線香を娘に手渡した。
— やまさん@3児ママ|ママを癒すヨガインストラクター (@ikujidays) July 15, 2021
一本目に火を灯し、もう一本に火をつけようとすると、娘は太い声で「やめろ、誰の分だ?」と言った。
その瞬間に理解した。あぁ、そうか。死んでしまったのはあなただけだから、一本でいいんだね。
一本の線香を娘が持ち、私と息子と3人で祈った。「もうあなたの場所に返って」と。
— やまさん@3児ママ|ママを癒すヨガインストラクター (@ikujidays) July 15, 2021
5分ほどたったとき、「うん」と言った娘の顔が、スイッチが入ったようにいつもの娘に戻った。そして「ママ、お兄ちゃんとここで何してるの?」と笑った。
帰宅した娘は何も覚えていない。恐らく、猫が死んだ時の記憶から全て。「なんか疲れた、もう寝る」と言ってすやすや眠る娘はいつもの娘だった。
— やまさん@3児ママ|ママを癒すヨガインストラクター (@ikujidays) July 15, 2021
だけどあの時、確実に娘の中に猫はいた。幼い頃から動物の死んだ場所がわかる娘だから、死んでしまったその現場に立ち合った事で、呼び込んでしまったのだろうか。
朝起きた娘は、やはり何も覚えていないし、いつもの娘だ。戻ってきて良かった。だけど私は猫になったあの目が、まだ脳裏から離れない
— やまさん@3児ママ|ママを癒すヨガインストラクター (@ikujidays) July 15, 2021
一度憑依されたら、また憑依されやすくなるのだろうか。今回限りのことなら良いのだけど、「見えてしまう」娘に、また同じことが起こらないか、考えると不安すぎる。
同じような体験した方がいれば、アドバイスをお聞きしたいです。
長文ごめん!怖いの苦手な人もごめん!!
— やまさん@3児ママ|ママを癒すヨガインストラクター (@ikujidays) July 15, 2021
これは私も幼い頃から言われて、今も続けています。
もしついてきてしまったと思ったら、『何も出来ない』『助けられない』と念じるように伝えて、自分を強く意識して、入ってこられないように防御してます。娘さんが拾ってきやすい体質であれば『おいせさん お清め塩スプレー』持ち歩きお勧めです。
— Yukina (@365interesting) July 16, 2021
二本目の線香を止めさせてきたのが引っかかりました。猫じゃなくて別の何か低級霊のような気がします。娘さんに猫が怒っていると見せかけて道路で危ない目に合わせようとしたように思いました。たまたまショックを受けてそういうチャンネルが合ったのに付け込まれたのではないかと。(霊感無いです)
— ネギ??3y&5m (@Vb1K8C2DLzN2Pyk) July 15, 2021
FF外から失礼します。知り合いの解離性障害の人とよく似ているように感じました。その人も目の前で友達が死んでショッキングな体験をしてから、複数の人格が入れ替わるようになっていました(娘さんは猫のようですが)。
— マザー・テレニャン??8m (@mTeresa153) July 15, 2021
ほぇ?、不謹慎だろうけど面白い話聞けた。
んっとね、基本的に霊に憑かれやすい(好かれやすい)のって、
「存在を認知できる」「根が明るい」「優しい」ような人なのよね(根暗な人の方がすぐに取り込まれるけど、好かれるのは根が明るい人)
娘さんの場合は見えてしまう力があるから、続— 自分語り☆つまさん( ???? ) (@tumametisiki) July 15, 2021
やるとしたら、「ちゃんと霊を認知して、寄せ付けないように自分でコントロール出来るようになる」か、「逆にその能力を完全にシャットアウトしちゃう」かのどっちかをしないと、ツイ主さんの心配通り今後同じ事が起こってもおかしくないんだよね。
でもその辺、もしかしたら娘さん本人は続— 自分語り☆つまさん( ???? ) (@tumametisiki) July 15, 2021
分かってるんじゃないかな。だから、その日の事をきちんと話して、どうして行くか話し合うのがいいと思う。
それと、よく頑張りましたね。怖かっただろうに、中々理解されにくいであろう現実をきちんと受け止めて、真っ直ぐ目を見てあげた。そうじゃなかったら、もしかしたら、もっと悪化してたかも。
— 自分語り☆つまさん( ???? ) (@tumametisiki) July 15, 2021
はじめまして
家族で乗っていた車でネコを轢いてしまった時に私の弟が近しい状態になったことがあります
後部座席の真ん中でスヤスヤ寝ていたのに突然起き上がり、猫のように後部座席の窓をガリガリしながら降りる!降りる!と泣き叫んでいました— 面長の極み (@raisehakogao) July 15, 2021
一緒に座っていた私と姉が一生懸命押さえつけていたのを今でも覚えています
夜の事だったので家に帰り、一度なだめて寝出せたのですが次は腹が痛いと汗をかきながら唸っていました
母が車に塩と線香をあげに行き、手を合わせて部屋に戻ると弟はへへへへ…と笑いながらすぅっと寝たそうです— 面長の極み (@raisehakogao) July 15, 2021
こうした不思議な体験があると、祟りや霊障、憑き物などを真っ先に心配してしまいますが、そうした不安にスルッと入りこんでくる怪しげな霊媒師や僧侶には十分お気をつけください。
お祓いやお参りは、あくまで心を安心させるものです。
逆に、必要以上に不安を煽る人には、十分警戒してくださいね。— 沙門シコウ (@shi_ko_u) July 16, 2021
二本目のお線香を止めた声の主はどなただったのでしょう?
野太いあたり、男性でしょうか…ご先祖さまかな?
もし止められずに二本目もつけてしまってたら
娘さんの分と勘違いされて、一緒に連れていかれてしまってたかも知れませんね。
ふと、そう思ってしまいました。
無事でよかったです。— もっちもち。 (@potikunn) July 15, 2021
ツリーまで読んだけど、NMDA受容体脳炎の初期症状では…?
年齢、性別、眼球の偏倚を伴う急性の精神状態、どうも単なるオカルトではないし脳炎なら治療可能だし、ひどならんうちに専門の医療機関に行ってほしい https://t.co/e3FcvA3YJ2— 荒神ヤヤ????????? (@connectomancer) July 16, 2021
というかアレだよな、若年女性の憑き物みたら、あ、NMDA受容体脳炎かな、って普通に思えるけど俺が高校生のころまでそれが原因不明だったという事実、医学の進歩半端ねえな。わずか十数年でエクソシストの仕事は我々の仕事になったのだ。
— 荒神ヤヤ????????? (@connectomancer) July 16, 2021
脳血流が可視化され抗体が単離され疾患概念が確立された時代でもなお、科学の傲慢とか医者が勝手に言ってるだけとかいう見当違いのリプする人がネットにいるという事は、異世界転生でもしてこちらの科学知識の片鱗でも見せれば火炙りになるのは目に見えてるな。異世界転生した場合初手隠居しかない。
— 荒神ヤヤ????????? (@connectomancer) July 16, 2021
ネコ、トキソプラズマ然り、CSD然り問診上登場したら身構えてしまいますね。ネコは可愛いんですけど。
— 荒神ヤヤ????????? (@connectomancer) July 16, 2021
こうして当事者(というか家族)の視点で語られると、これが「悪魔憑き」とか「狐憑き」と呼ばれていたのがすごく分かりますね。あらゆる要素がガッツリ典型症状として符合してるけど、知らない人から見たらこれ完全に呪いか何かに見えますもんね。
— みーむいーてぃんぐすねーく (@49sick89hack) July 16, 2021
最後の
>一度憑依されたら、また憑依されやすくなるのだろうか
という部分もすごく興味深い。
言われてみれば、自己免疫性の脳炎なら寛解と再発を繰り返すのは良くあることで、それがオカルトの文脈だとこう解釈されうるんだな、という……— みーむいーてぃんぐすねーく (@49sick89hack) July 16, 2021
元のツリーの3-4ツイート目なんか、「知らないでここまで書けるの凄い」っていうほどの完全なTLEっぷりですが、この筆致だと完全にオカルトホラーに見えますもんね。
— みーむいーてぃんぐすねーく (@49sick89hack) July 16, 2021
これですね。https://t.co/518kzUb5CL
お母さんの観察力凄いですよね、外来でここまで正確に描写されたらもう疑う事なくTLEと診断できちゃいますけど、脳の知識ない人からしたらそりゃオカルトの極みですもんね、これ— 荒神ヤヤ????????? (@connectomancer) July 16, 2021
脳外科の先生でもとても幅広く勉強されてる先生もいるのでこの病気の事を知ってる先生もいるでしょうしなんともいえないですが、守備範囲としては完全に脳神経内科ですね…
— 荒神ヤヤ????????? (@connectomancer) July 16, 2021
すごく怖がりなのに気になってツリー全部見てしまった私はお二人のやり取りを見て不謹慎ながらとても安心してしまいました??
こういう知識を伝えてくれる方がいないと本当にホラーかと思ってしまいます
子供がいるのでこういう知識も大事にしたいと思います
ありがとうございます— aimu∞ (@tk8m_) July 16, 2021
漠然と脳の病気じゃ?とは思ってましたが今は結構原因解明されてるんですね!
これ中学高校とかの保護者会で周知してほしいですよね。
思い返すと高校くらいの時の同級生とか、親の友達の高校生くらいのお子さんとか、何件か思いっきり当てはまるんですよね…。どちらも自然と治まったっぽいですが。— よむよむ日記@子鉄男児育児中 (@yomyomdiary) July 16, 2021
てんかんを疑って精神科受診を勧めた霊能者の話を思い出しました
— 黒イねこ (@watch_2nd) July 16, 2021
これも幽霊退治の一種ですねhttps://t.co/SKjJ01vFi1
実は日本に伝承されるおばけ話のうち3分の2は神経疾患に伴うもの(121/183話)であるという報告があります(Dreaming 19;232-8, 2009).高知大学脳神経内科の古谷博和教授による論文です(下記リンクの(5)を参照)https://t.co/AfASpS6han— 釣本直紀 (@turimotonaoki) July 16, 2021