うどん屋・そば屋の分布を描いてみたら東日本・西日本の"もうひとつの境界線"が現れた。
ざっくり西高東低の傾向ながら、東側にも"うどん文化圏"があって面白い。氷見うどん(富山)、そば優勢のエリアにぽつんと残ってるだけあって美味しいんだろうなぁ・・・?? pic.twitter.com/cUN85sHQpa— にゃんこそば?データ可視化 (@ShinagawaJP) June 4, 2021
首都圏を拡大すると埼玉が"うどん県"であることが分かる。
郷土料理も有名だけど(加須うどん、深谷の煮ぼうとう)、より広範に大衆文化として根付いている・・・のかな?アンケート結果を見ても納得??https://t.co/AW6zSQUJ8H pic.twitter.com/w2tGij9uro
— にゃんこそば?データ可視化 (@ShinagawaJP) June 4, 2021
少し目線を変えて"人口あたりの店舗数"を描いてみる。
関東~中部の内陸では蕎麦屋・うどん屋どちらも多い。地質や小麦の生育との関連性を調べてみると面白そう。
逆に、高知・奈良南部にはどちらも少ない地域があって、当地の食文化がちょっと気になる。 pic.twitter.com/w3X0Z4AQEJ— にゃんこそば?データ可視化 (@ShinagawaJP) June 4, 2021
こちらはうどん屋・そば屋・ラーメン屋のどれが一番多いのか、という地図。
中部~関東(蕎麦)、北日本(ラーメン)と比べると西日本は地域差が大きい。長崎在住時には五島うどんと豚骨ラーメンの両方を楽しんでました??・うどん:17,999件、そば:18,978件、ラーメン:24,370件(重複あり) pic.twitter.com/ZyjCR7bQks
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今回は業種検索のヒット件数を使用しました。(店名は考慮せず)
色々と荒削りです。よりよいデータがあれば教えてください!??・電話帳掲載時に店が業種を選択(複数選択可)
・ほうとう屋・・・「うどん店」「ほうとう店」など
・沖縄そば屋・・・「沖縄そば店」「沖縄料理店」「そば店」など— にゃんこそば?データ可視化 (@ShinagawaJP) June 4, 2021
別のデータでうどん店・そば店の立地を可視化してみる。
徳島県、吉野川流域にうどん屋が連なってるのが面白い。商圏分析の教材にもなりそう。
宮崎は釜揚げうどんが有名だけど、蕎麦も出す店が多いようだ(延岡の人に「蕎麦もうまいよ!」と聞いたことがある)
ちょっと腹減ってきた・・・ pic.twitter.com/TmtAE2chbs— にゃんこそば?データ可視化 (@ShinagawaJP) June 4, 2021
そうだったんですね!耕作と物流が組み合わさって食文化が形作られる、ということがよく分かります。とても勉強になります。
— にゃんこそば?データ可視化 (@ShinagawaJP) June 4, 2021
埼玉県西部荒川西岸部の話。
飯能生まれの老人から聞いた話
飯能は山がち、川越南部から武蔵野台地で米の収穫の絶対量が少なかった。
特に飯能では、三食米ではなくて、夕飯はうどんを食べてた。
料亭の御馳走のシメもうどん。
うどんを打てると言うのが、良い嫁の条件だった。— クジャクオオカミ (@peacockwolfs) June 4, 2021
武蔵野うどんがゴリゴリに固いのは、腹持ちを良くする為
小麦は米の裏作で絶対作るので、年貢にならない分豊富にあった。— クジャクオオカミ (@peacockwolfs) June 4, 2021
氷見うどん(太麺)の冷ぶっかけを貼り付けてみました。讃岐コシ系と少し違ってモチ麺系です。
ps 富山県内陸側の砺波平野では大門素麺も有名だから、砺波市もうどん店のほうが多いのかな?(薄ピンク色) pic.twitter.com/zr8e1f3sbV— Mr・Mさん ? (@mr_mura) June 4, 2021
ではここで小麦と蕎麦の生産がどうなっているのかを少し見てみましょう
一枚目が小麦の生産量、二枚目が蕎麦の主な産地になります。
小麦はやや偏りがありながらも全国に分布があるのに対して蕎麦は非常に偏りがあり西日本には主な産地が無いのが特徴的ですね。 pic.twitter.com/odCMnuSiH2— Win_D (@WinD10074) June 4, 2021