お餅の事故、家族に実際起こった例として

・祖父は90代で入院しそのまま寝たきりに

・誤嚥のリスクを考慮し入院初期は点滴で栄養と水分を補給していたが、空腹感と口腔内の極度の乾燥が苦しいという本人の意思表示により、晩年までの2年間は介助付きのペースト食

・徐々に認知症が進行し最終的に戦前の子供時代にまで記憶が退行、父(息子)のことを自分の父ちゃんだと思い込み、自分が高齢者であると認識していなかった

・配られた餅菓子を口に入れたのは、甘いものが貴重だった時代の子供の目線だったことを思えば無理もない

・餅菓子を配った相手にも病院側にも訴訟は起こしておりません

・不幸中の幸いで、窒息事故を起こしたのは同じ病室内で祖父のみです

・持病ゆえ入れる病院が極端に限られていた祖父を受け入れ、ソーシャルワーカーさんと共に長い間親身に便を図ってくれた方々に業務外の負担をかけたくない

・訴訟の権利や、それによって社会への問題提起が出来る側面は理解するが、特殊な設備を扱える数少ない病院のリソースを削りかねない行為は地域医療全体へのデメリットが大きいだろうと判断

・なにより最も熱心に介護していた父が「高齢な上に快癒の見込みがなかったのも事実」「菓子を配った相手は追及しない」と決めた以上は身内であっても口を出すことではない

※それはそれとして何も考えず高齢者に餅菓子を配った相手に親族それぞれ呆れてはいます