インフルエンザと新型コロナの違い:
重症インフルでICUは溢れませんが、新型コロナはICU利用期間が長いために現場の医療崩壊を引き起こしている、という話を聞きました。 pic.twitter.com/mGq4p861fX
— 吉澤準特|資料作成と図解作成のプロフェッショナル (@juntoku_y) December 21, 2020
「インフルエンザはもっと大量の感染者と死亡者を出したことがあるのに医療崩壊は起きなかった。新型コロナはそこまで死んでない。騒ぎ過ぎ」との論説は、医学研究者からも出てたりする。一見、合理的。しかし医療現場各地の悲痛な訴えと、その論説は全く一致しない。なぜか?
— shinshinohara (@ShinShinohara) December 19, 2020
どうやら、「重症化患者の集中治療室滞在期間」がとても長いのが原因のようだ。新型コロナで重症化すると、集中治療室の治療は一ヶ月にも及ぶほど長引くらしい。他方、インフルは快方に向かえば数日で集中治療室から出られるようだ。新型コロナは、こじれると長引く。https://t.co/YFsmTjz0Er
— shinshinohara (@ShinShinohara) December 19, 2020
しかし、医療現場もこのあたりの事情を言語化できていないため、「インフルとなにが違うねん」という怪訝な声を、うまく打破できていない。「新型コロナはインフルと違い、集中治療室の資源を長期間食い尽くしてしまう」ということを数値的に示せば、いまだに消えない楽観論の一つを消せると思う。
— shinshinohara (@ShinShinohara) December 19, 2020
臨床の現場を知らない医学研究者が、数値だけを見て楽観論を振りまいている気がする。なるほど、「集中治療室の滞在期間の違い」は、まだ統計データが出ておらず、明確に論ずることは難しい。しかしそれにしても、臨床の現場がこれだけ悲痛な声を出してるのに、それを聞き流すのは解せない。
— shinshinohara (@ShinShinohara) December 19, 2020
こういう場合、「現場が感じてることを端的に表現する数字がまだ明らかにされてないから」と仮説を立てるのが妥当。既存の数字だけで論を立て、現場からの声を否定するのは、既存の科学で新理論の登場を否定するのに似る。現場の声が強いときは、安易に否定してはいけない。
— shinshinohara (@ShinShinohara) December 19, 2020
もしかしたら、「医療崩壊しても構わない、経済の再建こそが最優先」と考えている人がいるかもしれない。経済最優先の立場から見ても、医療崩壊は経済システムの破綻につながる恐れがあると考える冷静さが必要。
— shinshinohara (@ShinShinohara) December 19, 2020
私たちは、病気になっても病院にさえ行けば治ると安心するからこそ経済活動を維持できる。もし大切な身内が十分な治療を受けられないとなれば、家族で看護する必要が出てくる。もうそれで経済活動はできなくなる。治る者も治らなければ、その人は経済活動ができなくなる。
— shinshinohara (@ShinShinohara) December 19, 2020
医療は、経済システムに欠かせないものの一つだ。人体にたとえるなら、医療崩壊しながら経済活動をすることは、免疫や腎臓を欠いて仕事しろと行ってるようなもの。たちまち活動できなくなる。医療崩壊は経済システムの危機でもある。
— shinshinohara (@ShinShinohara) December 19, 2020
旅行業や飲食業、航空業も重要な産業だから救出しなければならない。しかし医療崩壊させては、それらの産業も成り立たなくなる事を忘れてはいけないと思う。
にしても、GoToは筋の悪い対策。既存のやり方を踏襲することでしか利益が得られないのでは、どうしても感染が広まる。— shinshinohara (@ShinShinohara) December 19, 2020
キャンペーンを利用すればするほど感染者が減らせるような補助の出し方を工夫する必要がある。キャンペーンのデザインが、利用者が出れば出るほど感染者が増えるリスクを高める制度設計になってる。始めた当初は、夏になればコロナは消えるという淡い期待があったものの、もう違うのだから要変更。
— shinshinohara (@ShinShinohara) December 20, 2020
インフルで起きる肺炎は免疫が落ちることによる細菌性。ということは、抗生物質がそれなりに有効。
新型コロナはウイルスが直接肺炎を起こす。だから有効な治療法がない。この点も厄介な違い。https://t.co/vHgNffgQGb— shinshinohara (@ShinShinohara) December 20, 2020
こんなこともあります
コロナ病棟ばかりに目がいきますが
重症ICUから少し回復傾向となり
一般患者として重症一般病棟へ発症一ヶ月過ぎて中等症から(まだ退院できないけど)コロナ病棟いっぱいなので一般病棟へ
という患者さんもあるのです。
— かねつきミュウミュウ(まだまだ気を抜かないどころかどんどん気を抜かない。そして今ギア上げるところ) (@Rmyumyu) December 20, 2020
コロナウイルスはインフルエンザウイルスではないからでしょう。
発症してから感染するのか
発症前から感染するのか
の違いが大きな違いだから…知人の医療関係者曰く
「コロナは厄介…」
— densan44 (@densan444) December 20, 2020
特効薬のある無しですよね、やはり。重症で運び込まれてもタミフルでどうにかなる病気と新型コロナを一緒にしてはいけないと思います。
— 村雨龍??12/20砲雷【E-27】 (@ryumurasame) December 20, 2020
血管の炎症の結果、血栓が生じるような話もあるので、どこで症状の悪化を食い止めるかですね。血栓できにくくするクスリは出血しやすくなるそうなので、現場は難しい判断を迫られるのでしょうね。
— shinshinohara (@ShinShinohara) December 20, 2020