人はなぜ依存症になるのか??
依存症の本質は、快感(正の強化)ではなく、苦痛の緩和(負の強化)にある。
快感は飽きる。人間はとても天の邪鬼で飽きっぽい生き物。どんな気持ち良いもの、美味しいもの、楽しいことも、毎日提供されて当たり前になると飽きてしまう。でも苦痛の緩和は飽きない。— utatane (@utatane1941) September 22, 2020
ずっとコンプレックスに感じてきたこと、悩んできたこと、痛みや苦しみ、つらい感情を遠ざけて、自分が自分であり続けるために、苦痛の緩和は必要不可欠で手放せないものになってしまう。薬物を使用するのは、その依存症の快感が忘れられないからではなく、何とかやめたいと思っているんだけど、
— utatane (@utatane1941) September 22, 2020
やめている状況が辛く、苦痛を緩和したくて使っている。依存症が成立する背景にある、つらい感情、自信のなさ、孤独・孤立、つらい関係(DVなど)などに何とか耐えるために、つらい気持ちだけを遠ざけて何とか維持している。(松本俊彦先生)
この自己治療仮説は、日々の臨床にも役立つ重要な考え。
— utatane (@utatane1941) September 22, 2020
トラウマを抱えた依存症の人たちの場合、逆に苦痛の緩和どころか、あえて苦痛を求めているように見えることも。依存が止まって安定している時、皆が「良かった」と安堵している時期に、特にこれといった誘因もないのに、再びお酒や薬に手を出したり、何かトラブルや騒ぎを起こしたりする。
— utatane (@utatane1941) September 22, 2020
お酒や薬物が止まって平穏な日々が続くと、何故かトラウマの蓋が開く。それが怖くて、とにかく意識を外に遠ざけるために、また何か騒々しいことを起こすことによって、何とか自分のバランスを得ようとする。
— utatane (@utatane1941) September 22, 2020
お酒や薬物だけでなく「行動」の依存症も同じ。ギャンブル、過食、買い物依存。多くの人にとって意味のないもの、でも一部の人にとっては意味を持ち、振り回されてしまうのはなぜなのか。それらに対しても、快感(正の強化で)はなく苦痛の緩和(負の強化)という視点から理解することが大切。
— utatane (@utatane1941) September 22, 2020
依存症とは…
今、彼らに必要なのは何だろう。温かい眼差しで見守ることのできる人、安心して自分の心の内を話せること、正しく彼らを理解できる人たちがいること…そして、彼らがこの世界で必要とされること。誰かに必要とされたかった…これが依存症の本質ではなかろうか。— 高畠里歩 (@T_hyscr) September 22, 2020
此処では無い何処かに行きたいとか、
受け取りきれない荷物、背負いきれない荷物を抱えている人が荷物を下ろして、そして足が止まり
重さや陰鬱さ苦痛から逃れるために
坂道を転げる様に依存対象に溺れるのが
依存性という病気の恐ろしさかもしれませんね。
根が深すぎる。根性ではどうにもならない。— るなるな (@v1KusQ7NQBfCocc) September 23, 2020
貼らずにはいられなかった
(施川ユウキ『銀河の死なない子どもたち 上』) pic.twitter.com/oDEKDCRF8d— 迷亭水鏡@乙乙乙丙乙丙丙 (@m_suikyou) September 23, 2020