【術後せん妄体験記】
私は数年前に全身麻酔で手術受けたことがある
いつもは自分が患者さんを台に誘導してる側なのに誘導されて手術台に移動して「うわ、思ってたより横幅狭いな」って思ったり、「全身麻酔に何秒勝てるかやったるで!」とか思ったりしてました。尚3秒で意識は無くなった。凄い→— Dr.バク@精神科医 (@DrYumekuiBaku) July 13, 2020
→何か「分かりますか?」とか言われてたような気がするけど、確実に目が覚めたのはICUだった
鼻は鼻血か喉からの血かわからんけど、固まった血で塞がってるし、喉からは延々血が出るし「あー受けるんじゃなかった」って凄いしんどかった
時計もないしずーっと心電図モニターの音がしてた→— Dr.バク@精神科医 (@DrYumekuiBaku) July 13, 2020
→弟の職場で手術受けたから、仕事帰りの弟が横で本を読んでいた。「あ、気付いたわ」と言われ、「お前のホルマリン漬けの臓器見る?」と気さくに声掛けしてくれた
声が出せなくて辛うじて頷いたら何かどす黒い物体を見せてくれた
「最初ピンクやったで」と写メ見せてくれた。何でも撮るやんね笑→— Dr.バク@精神科医 (@DrYumekuiBaku) July 13, 2020
→夜21時まで付き添いOK出てたらしく弟の後にオカンが来て「取れたやつ見る?」と同じこと聞いてきたから血筋を感じた
まだこの辺は横にいた人間が「今〇時」と教えてくれたから助かった
家族が帰ってからがかなりしんどい時間だった
術後私は寝返りも、起き上がることも禁止されていた→— Dr.バク@精神科医 (@DrYumekuiBaku) July 13, 2020
→ウトウトしては痛みや呼吸苦で目が覚める。何度か吸引してもらったが「吸引したら血が止まらないから」と途中でそれも辞められた
モニター音と誰かの唸り声、それと右隣のベッドからおばあさんの声で「しんどいー!殺してー!殺してー!!」って聞こえ続けるのが最高に気になり続けていた→— Dr.バク@精神科医 (@DrYumekuiBaku) July 13, 2020
→他にも「看護婦さーん!オムツー!」って叫んでるおじいちゃんがいて、頻回にそこは看護師さんが巡回していた
自分は声も出せんし動けんしひたすら「殺してー!」と叫ぶおばあさんが気になって気になって、ウトウトしつつ早く朝になってくれー!となっていた→— Dr.バク@精神科医 (@DrYumekuiBaku) July 13, 2020
→何時か全くわからんけど、看護師さんが酸素を止めに来た。点滴し続けてるけど横になったままでは私は用を足せず途中導尿されたりしていたが、術部が痛すぎて導尿の痛さも全くわからんかった
ただ右隣のおばあさんはずーっと元気に「殺してー!」と叫んでいた
そんなこんなで夜が明けた→— Dr.バク@精神科医 (@DrYumekuiBaku) July 13, 2020
→「許可出たんで起き上がってみてください」と看護師さんが言ってくれたのが神のお言葉みたいだった
起き上がり、即私は「トイレに行かせて下さい!」って頼んだが、いきなり頭を上げて排尿したら脳貧血起こすかも云々で滅茶苦茶渋られた
絶対転倒しません!ってワガママ言うてトイレに行った→— Dr.バク@精神科医 (@DrYumekuiBaku) July 13, 2020
→トイレに行って車椅子に乗って自分のベッドに帰る時、私はやっと気付いた
私の右隣にベッドは無かった
「ずーっと一晩中おばあさんが叫んでましたか?」と看護師さんに聞いたら、ICUには私とおじいさんしかその日の夜はおらんかったと聞いた
そこで私はやっとおばあさんの声がせん妄だと知った→— Dr.バク@精神科医 (@DrYumekuiBaku) July 13, 2020
→滅茶苦茶混乱した
いや、嘘やろ?息遣いだって聞こえたぞ!?でも言われてみれば看護師さんは無視してたけど、おばあさんの周りを医者が囲んでた気配あったなって思ったりしてたけど、夜中にそんな医者が集まるわけ無いやんけ!!おかしいおかしいおかしい!!
せん妄はあんなにもリアルなのか→
— Dr.バク@精神科医 (@DrYumekuiBaku) July 13, 2020
→あの経験から私はせん妄の患者さんを見る度に、現実ではない世界に放り込まれている恐怖を想像し、なるべく早く連れ戻されないと戻って来れないと凄く思う
だってあれは私の中では相変わらず、こうまとめていてもどこかで「現実なのでは?」って思いが拭えないのだ
せん妄ってこんな世界です(終)— Dr.バク@精神科医 (@DrYumekuiBaku) July 13, 2020
すみません…ホラーみたいになってて…普段はお絵描きと少し怖い話を別の所で書いてるせいか文章構成が怖くなっちゃったかもしれません
ノリとしては「うおお!?右隣ベッドないやーん!!ズコー!」って感じでしたし、「これトイレ行く前見とったら漏らしとったわ!ガハハ!」って感じでした??????
— Dr.バク@精神科医 (@DrYumekuiBaku) July 14, 2020
今年3回も全身麻酔で内視鏡手術したのですが、1回目はかかり悪かったのか、手術中はなんとなく意識があって、手術終わってスタッフがお疲れ様でしたーというのに合わせてつい「お疲れ様でした」と言ったしまったら、2回目からは麻酔が強めになりましたw
どうでも良い話でしたね。— わふ@組み込みの仕事探し中 (@wafuku) July 13, 2020
私はここ十年の間に5回手術を受けましたが、一番リアルだった記憶は大きな目のくノ一が江戸の新吉原に連れて行ってくれた事です。気がついたら南フランスに病院にいたので「ああ あれは妄想だったんだ」と納得しました。
術後なるべく早く自力で排尿したい気持ちもよーくわかります。
— Makiko Itoh (伊藤牧子) (@makiwi) July 13, 2020
私は「終わりましたよ」の声で目が覚めるなり、痛さに悶絶してしまい、その後記憶がありません。
付き添った家族によると、慌てて執刀医が点滴していて(麻酔し直し?)、その後私は「こんなに痛いなら、悪魔に魂売るー」とか言っていたそうです。
記憶ないですが(汗)
— ごまめの歯ぎしり (@tomokazumania) July 13, 2020
それは薬剤性せん妄ですね!普段そう言った方々の薬剤調整させて頂いております??
— Dr.バク@精神科医 (@DrYumekuiBaku) July 14, 2020
私の母はせん妄で病院を抜け出してバスに乗り、自宅近くまで一人で戻ってきていました。病院からの電話で近くを探していたら、交差点の近くで見つけました。きっと家に帰らなきゃと思ったのでしょう。末期の胃がんでした。
— homonasonis (@homonasonis) July 13, 2020
私は、麻酔科の先生がめっちゃかっこよくて「先生!かっこよ‥」で、意識なくなりました。
術後に看護婦さん達とめちゃくちゃ盛り上がりました(その麻酔科医の時はくじ引きになるらしい)— まぁ (@maayuinkumonoda) July 14, 2020
私は全身麻酔の時、医者に「なかなか効かないなぁ」って言われたのを最後に意識を無くしました。あはは
— JironBach (@JironBach) July 13, 2020
それは多分ホンマに痛みでお辛かったんでしょうね…????痛みは人格を変えてしまいますから
— Dr.バク@精神科医 (@DrYumekuiBaku) July 14, 2020
わかる。突然手術おわってる。
— koukogaksha (@koukogaksha) July 13, 2020
全身麻酔二回体験しましたがいつの間にか落ちてましたね??
私の場合は子供が「殺してよぅ…」と延々呟いてましたね心霊現象でないことを祈りたい
— ひゆ Shino ?? (@fusokeno) July 13, 2020
脳みその危機感が「死ぬ」とかそう言うのを出しちゃうんですかねぇ
割と多いんですね— Dr.バク@精神科医 (@DrYumekuiBaku) July 14, 2020
それは低体温の術後シバリングですね。よくある合併症みたいなもんです。
— @ひー (@GoonKicks) July 13, 2020