出版社の担当編集者にお問合せいただいた作家の皆さまには個別に伝えているようですが、大々的に告知しているわけではないようなので、僭越ではありますがわたしが知らされていることをお知らせいたします。
GW前から各インターネット書店にて「紙版」書籍の品切れが続出している件に関してです。— たられば (@tarareba722) 2020年5月11日
結論から書きますと、各出版社の販売部門は連休前も連休中も、各インターネット書店に「追加搬入させてほしい」と申し出ておりますが、それを受け付けてくれない状況が続いています。
「物流現場が滞っているため、細かい要請には対応できない」という理由で、Amazonについては緊急事態宣言が出た— たられば (@tarareba722) 2020年5月11日
4月8日から、楽天ブックスについては4月24日から、販売促進・発注依頼は基本受け付けられないとのむね、各出版社の販売部門へ連絡がありました(初版は受け付けてくれるが重版ぶんや品切れ補充は受け付けない、という意味)。
— たられば (@tarareba722) 2020年5月11日
Amazonに関しては、4月中旬以降さらに物流が逼迫したということで、4月27日、「当面、アメリカ本国と同様、生活必需品優先とする(配本分以外は受品しないという意味のようです)」と販売部門に連絡があったようです。(これ以降、販売担当者がAmazonにメールしても返事もこない状況だとのこと)
— たられば (@tarareba722) 2020年5月11日
上記に関して、出版社に所属する編集者は、販売部門から「著者から問い合わせがあった場合は、申し訳ないけれど上記のような状況で搬入できないのです、と説明してください」と伝えられております。
ご承知かと思いますが、首都圏の大手書店が休業しているなか(一部書店は開業しましたが)、— たられば (@tarareba722) 2020年5月11日
特に紙の本の流通は、非常に困難な状況になっております。
著者の皆さまから作品の流通と販売の権利をお預かりしているなかで、それが滞っている状況につきまして、出版業界に身を置くひとりとして申し訳ない思いでいっぱいです。
— たられば (@tarareba722) 2020年5月11日
依然緊急事態宣言は続き、決して楽観はできませんが、本日(5月11日)から少しずつ状況が動くとは思います(流通全般がわずかでも平常化に向かうことを期待しています)。著者の皆さまにはご心配をおかけしおり身も縮む思いでありますが、引き続き、書籍流通の回復に向けて、
— たられば (@tarareba722) 2020年5月11日
販売部門ともども努力してまいります。
また、お待たせしている多くのお客様にも、大変なご負担をおかけしていることを、出版関係者一同、痛感しております。
なにとぞ今しばらくのご猶予をいただければと思います。よろしくお願い申し上げます。(とりいそぎここまで。また何かあればお知らせします— たられば (@tarareba722) 2020年5月11日
(以下蛇足)
こういうサービスもありますので、なにとぞ今しばらく「本」を諦めないでいただけますと…。。>「書籍横断検索システム」は、オンライン書店の横断検索システムです。
>最大26のオンライン書店から、本や古本の価格・在庫状況を一括検索することが可能です。https://t.co/egZ8EPuQws— たられば (@tarareba722) 2020年5月11日
在庫無しを受けて一部書籍(の中古が?)定価の倍近い価格で(ECで)販売されており辟易としておりましたが、、なるほど、やっと理解できました。ありがとうございます。落ち着いて待つことにします。
— 松濤徹/Matsunami Toru (@tomatsuna) 2020年5月11日