新型コロナウイルス 発症〜入院前までまとめてみました

～入院するまで～

発症1日目

昼、花粉ぽく鼻がムズムズするなくらい。

夜、会社の部署の送別会。会社の近くの和食屋。食事中、食べ物が喉につかえてむせる。そこから咳が止まらなくなる。22:30ごろ終了。

帰宅途中で体がだるくなる。熱もありそう。
節々の痛みと寒気が強烈。コンビニに寄ってポカリとゼリー、ユンケルを買う。物がチカチカ二重に見える。

帰宅後、熱を測る。37.8度。これはインフルだと萎える。仕事が大事なところなのに、、、厚着をして汗をかいて寝ればイケると信じてベッドに篭る。

発症2日目

起きた途端ヤバいやつだと思った。イケなかった。熱は38.7度。関節、手足がジンジン痛く、咳が止まらない。体弱いけどここまでのは中々ないほどキツイ。

上司に電話し休みをもらう。気温差でやられたなとフォローしてくれた。優しい。

近所の病院に行く。そういえば財布失くしてから保険証再発行依頼をしてまだ届いてなかった。タイミング最悪。そもそも失くさなければいい。最悪。

診察の前に熱測る。38.9度。また上がってる、、
しんどすぎて横たわらせてもらう。名前を呼ばれ診察室に。

海外は行ってないか、ライブハウスなど密集地帯に行ってないかを聞かれ、ないと答える。
抗生物質と解熱剤を出すので3日間これで粘ってもし変わらなければ電話欲しいとのこと。

嫌な予感しかしない。

インフルの検査そういえばしてないなと思い聞いてみたら、ラップの上に鼻をかんでくれと。
いつもの綿棒は？グリグリは？？本当にこの検査でいけるんか？疑心暗鬼のまま鼻かんで、結果陰性。なんかなー。

帰って爆速で寝る。しんどすぎて何も考えられない。メシも作るとか食べるとかどうでもいいくらいやる気が起きない。さすがに夜はインスタントの雑炊を食べた。味がよく分からなかった。

発症3日目

起きてまず違和感がすごかった。呼吸がしづらい。あと湯気が出てきそうなほど体が熱い。そして節々の痛みがほぼ全身。咳が止まらない。

熱を測る。何年ぶりでしょう、40.2度。

タネなしや。わしはもうタネがない。子供うめん。おかんごめん。

でもコロナってここまで熱出んのか？やっぱこれはインフルエンザなんじゃないか。節々いてーし。そう思ってますますあの鼻かみ検査に対する疑いが強くなる。

トイレに行くにも這っていくレベル。後で気づいたが立ちションしてて尿がほとんど便器に入ってなかった。トイレがえらいことになっていた。

ひとまず解熱剤飲んで強引に寝る。

起きると友人が玄関にポカリとかR-1とかレトルトの雑炊とか色々買っておいといてくれた。
ありがたみが半端ない。早速R-1をがぶ飲み。持つべきものは友。

熱はちょっと下がって38.8度。雑炊と抗生物質と解熱剤飲んで寝る。

発症4日目

起床。37.4度に下がってる。お、これ治ったか。念のため病院へ電話。
すると保健所へ連絡するとのこと。うおーいまじか。

保健所から電話あり。
今までの経過を話し、また病院を紹介するのでそこで検査をしてもらうと。
カドカワさん(仮)という人だった。とてもいい人。

紹介されたのは大きな病院の発熱外来だった。

タクシーで行って、受付の時に保険証の提示を求められる。
そういえば保険証ないんだった。。
検査多いので実費結構いきますよ、と言われるも仕方ないのではいと返事。

しばらく待たされて案内された場所は、なんと駐車場の仮設テント。
隔離感というか、難民キャンプ感すごい。
そこでインフル検査、血液検査、そして噂のPCR検査を実施しますと看護師から説明。

鼻に綿棒突っ込まれ、血を抜かれ、喉に綿棒突っ込まれ(これがPCR検査)、身も心もボロボ
ロに。

インフルは10分くらいで結果出る、PCRは検査機関に送らないといけないので3-4日かかると説明受ける。もうなんでもいいと思った。どうせコロナなんだと。

CT検査が混んでるので暫し待てと指示。ここでかと聞いたらここで(テントの中)と。寒いんですけど。。。

待機時間、1.5時間。

寒い。。別の病気になるぞこれ。。

予め買っていたDAYSを2巻も読んでしまった。
普段なら泣きそうになるのに何やってんだと冷静になったら泣けなかった。
ようやく呼ばれてCT終了し、診察へ。

先生から血液検査の結果を教えてもらう。
白血球が減って血小板が増えている、リンパも増えてる、あと○○の数値が異常、次のことからウイルス感染してる可能性が非常に高い。

PCR検査がアウトな場合はコロナで済むが、陰性だった場合、例えば最悪白血病とか、血液疾患を考えなくてはならないかも。
あとCTの結果肺にほんの小さな影が見えるがこれがコロナの影響か分からない。
コロナの結果は2日後から4日後に分かるので、保健所か病院から電話がある。
コロナだった場合は2-3週間は入院の必要あり。

衝撃すぎて後はあまり覚えてない。
とりあえずコロナの結果待って、保健所の連絡を待つことになった。

精算額、まさかの29,800円。
高いんだね、、検査費って。
早く差額返してもらいたい。。

上司と会社の上層部に報告。
どちらにしても嫌だけど、気を確かにと言われた。
いや断然コロナがいいっしょ！！
帰りはフラフラになりながら、どうしようと不安な気持ち全開で帰って寝た。

発症5日目

36.6度と熱は下がったものの依然体中の痛みがすごい。あとダルさ。
ようやくLINEが打てるくらいまで回復してきた。

ちょっと起き上がって料理作ろうと思ったけど立ちくらみとしんどさが勝る。

昼過ぎ、電話が鳴る。

病院からだった。
結果から伝えますと、陽性でした。検査機関からFAX来ました。このあと保健所から電話あるので入院と言うことになるかと思います。それまでは間違っても家から出ないでください。

わー。
なってしまった。
てか検査結果はやっ。
まだ3日待つのかーとか余裕こいてたやないかー。

もうほぼそうなのではと諦めがついてたのと、コロナで良かったとも少し思った。

ここからが大変だった。

まずは上司、会社のコロナ対策の方、社長、親、濃厚接触者と思しき人に電話。
会社からは落ち着いてからでいいので濃厚接触者のリストと2週間振り返って行動履歴作成してほしいとのこと。
しんどいので電話でヒアリングしてもらった。

保健所からも電話。
カドカワさんが丁寧に案内してくれた。
都内がベッドいっぱいでまだ病院が決まらないこと、
決まり次第すぐ移ってもらうので支度をしておいてほしいこと、
ほか分からないことがあればいつでも連絡してほしいと。

一通り片付いたのは2時間後とかだった気がする。
色々あった1日だった。
疲れて即寝た。

発症6日目

熱はたまに37度上いくくらい。
節々はまだまだ痛い。
あとこの日初めて匂いが感じないことに気付く。
食っても味そういえばよくわかんなかったなぁ。

カドカワさんから電話。
まだ病院が見つからないのでもう少し待っててと。
こちらは治りかけ(たぶん)なのでいつでもどうぞと戻す。

会社から、30代男性のコロナ感染、という公式リリースが出た。
この時は本当にショックだった。

引き続き濃厚接触者の確認と行動履歴の精査で1日終わる。

発症1週間経過

朝、カドカワさんから連絡。入院先が決まったので、11時ごろ迎えに行きますとのこと。
今10時、えっ1時間、、
大至急支度。
3日分くらいの着替えと歯ブラシ、PC、本とかまとめた。

その後また電話あって、道が混んでるから13:00ごろになりそうと。

時間もできたので、ちょっと体調もマシになったし久々シャワー浴びた。
めちゃくちゃキツい。シャワーが痛い。

しかも上がったら寒くなってきた。
入らなければ良かった。。

上がって暖まっていたら13:00にカドカワさんから電話。外に車を停めてるからきて欲しいと。
白いバンが停まっていた。
運転手はガッツリ防護服。怖い。。
同乗している方がカドカワさん。こちらもガッツリ防護服。
良い人そうなおばさんだった。

入院費は公費で賄うので安心してくださいと言ってくれた。
車の外見たらみんな楽しそうな顔していた。
早く治りたい。また外食とかしたい。

帰れるのかな。。