「楽しむこと」で全米優勝を 果たした最高のチーム

楽しむ実力があれば、世界中どこでも楽しい

早速ですが、まずは前屈をして、どこまで自分の指が床につくか覚えておいてください。
覚えたら、次は「最近、楽しかったこと」「嬉しかったこと」を思い浮かべて、ニコニコしてみてください。
そして、その笑顔のままで同じように前屈をしてみてください。

これを講演会の会場でやると、9割くらいの方がその場で2〜5センチくらい、あっという間に身体が柔らかくなります。

何が言いたいかと言うと、僕たち人間は楽しんでいるときには余分な力が抜けているということ。
楽しんでいるときに、人は最大限に力を発揮できるのです。

暗記モノの学習は、お風呂でやると20%ほど記憶力がアップするのだそうです。
なぜそうなるのか?
血流が良くなるからです。
血流が良くなるだけで、瞬時に自分の能力が20%アップするのです。
では、最高に血流を良くする方法はなんだと思いますか?

面白がること、楽しむこと、遊ぶことです。

どんなことでも面白がり、楽しめるようになったら無敵です。

映画やドラマになった「チア☆ダン」のモデルであり、全米で7度も優勝されている福井商業高校のチアリーダー部「JETS」の話をご紹介します。

JETSの3代目のチームは、顧問の五十嵐先生があきれるほどチーム状態がひどかった。
日本一を決める全日本チアダンス選手権大会の2か月前なのに、仲間同士のケンカが絶えず、かなりギクシャクしていました。
「このチームでは日本一にはなれない。全米の大会にも出ることは無理だ」
と、五十嵐先生が思ってしまうほど、チームは深刻な状態になっていました。

そこで五十嵐先生は半分開き直って、あることをしました。
すると、なんとそれがきっかけで、全日本選手権で初優勝。
さらに、全米でも優勝を果たしてしまったのです。
五十嵐先生が、開き直ってしたこと。
それは、

楽しむこと

でした。
全日本選手権の直前に、学園祭がありました。

五十嵐先生は、学園祭の発表会で、部員のみんなが踊りたいと思うダンスを踊らせてあげることにしました。
「学園祭で、何を踊りたい?」
生徒たちはこう答えました。
「AKB48!」
せめて学園祭は、おもいっきり好きなように踊らせてあげようと思ったそうです。
そして、部員たちは大好きなダンスをおもいっきり楽しんで踊りました。
結果、学園祭は大盛り上がり。
みんなで楽しみきりました。
そしたらなんと……。
その学園祭が終わってから、見違えるほどダンスが急成長していったのです。
そして、全日本選手権では初優勝。
さらに、全米でも優勝という伝説をつくってしまったのです。

やはり楽しむって最強なんですね。
遊ぶって最強なんですね。
あなたは、全力で楽しんでいますか?