200年ぶりに新しい青が生まれた。このニュースだけでもなんかかっこいいのに、その青は赤外線を遮断して塗ったものを美しく、そして涼しく保ち続ける。
— ななせなつひ@お料理モーメント公開中 (@nowar1024) 2019年12月24日
さかのぼること2009年
オレゴン州立大学で電子工学に関連した実験を行なっていたとき、黒色酸化マンガンをその他の化合物と混ぜ、およそ1,200度で熱したところ、偶然にも美しい青色の顔料が生まれました。
これは従来の青い顔料のような毒性を持たず、耐久性もあり、赤外線を反射するので建物の中を涼しく保つのに使える塗料です。
その塗料の名前は「YInMnブルー」
由来はイットリウムのY、インジウムのIn、マンガンのMnといった元素記号
これが生まれたのは、ちょっとした配合間違いが原因でした。
教授たちは顔料を作ることが目的ではなく、「強誘電体と強磁性体の両方を兼ね備える興味深い電子特性を探していただけ」でした。
「YInMnブルー」は安全に生産ができる上、耐久性が高く従来の青色より環境に優しい、ついでに酸に浸けても1週間以上退色しない、そして赤外線と紫外線にも強い、といいこと尽くしなのです。
もし高い耐久性を持つ美しい青で建築物や工業製品を塗装したい場合は、「YInMnブルー」一択となるでしょう。
紫外線とか赤外線を遮断するということで、この顔料は宇宙空間でも役に立ちそうな気がする。放射線とか宇宙線も遮断できるってなったら、未来の宇宙服や宇宙船は全て青色になるかもしれない。宇宙ステーションとか月面基地まで青になったらかっこよすぎる!
— ななせなつひ@お料理モーメント公開中 (@nowar1024) 2019年12月24日
「青」を作るのは難しいことなのですね。
青色LEDの発明にも時間がかかったし。
そういえば、自然界では、緑や赤に比べると青は圧倒的に少ない気がする。— ねぎぬき (@_neginuki) 2019年12月24日
村上龍さんの作品に「限りなく透明に近いブルー」がありましたが、この青はまさに青が青であるための「永遠の青」
— 星川 真夜(しんや) (@asitafukukazen1) 2019年12月24日