お前ら落ち着いて聞いてくれ…
レコ発前日12/6、職場の忘年会で某ホテルに行ったらピアノを弾いている外国の方がいて、持っていたギターでセッションしたんだ。新譜も渡した。
今日、ホテルから職場に連絡が入った。
-とても盛り上がってましたけど…ご存知でしたか?
彼はKISSのメンバーですよ。— hayatoojima (@hayatoojima) 2019年12月10日
12月6日、リリース前日のスタジオ前、とあるホテルで職場の忘年会があった。
余興で使うアコースティックギターを担いで気怠げに会場をうろついていると、フロアの片隅でグランドピアノを弾く長髪の男性に目が行った。外国の方だった。
彼の奏でる儚げな調べに耳を奪われ、声を掛けることにした。
— hayatoojima (@hayatoojima) 2019年12月10日
「やあ。貴方のピアノ、とても素晴らしかったよ。」
『ありがとう。』
「どこから来たの?」
『アメリカだよ。』
「音楽家なの?」
『俺はミュージシャンなんてもんじゃない。好きでやってるだけさ。』
「貴方は素晴らしいミュージシャンだ。私も貴方と同じ音楽家で、医者でもあるんだ。」
— hayatoojima (@hayatoojima) 2019年12月10日
『君のコンサートはいつあるんだい?』
「明日福島であるよ。貴方のコンサートも観てみたい。」
『はは、いつかね。』
「ところで今、ちょうどいいところにギターがあるんだ。よかったらこれからセッションしない?」
『いいね。やろうじゃないか。』
— hayatoojima (@hayatoojima) 2019年12月10日
彼はEマイナー調で、ゆったりとしたテンポで音を紡ぎ始めた。それはアメリカよりかはどこかUK的な、重く湿った響きだった。
しとしとと雨が降る曇り空を連想しながら、アルペジオを重ねた。音楽に国境はない、そんな事すら考える必要もない、時間にしておよそ2分ほどの、会話だった。
— hayatoojima (@hayatoojima) 2019年12月10日
「ありがとう。最高だったよ。」と熱く手を繋ぐ。
「またどこかで。もしよかったらこれ、聴いてくれよ。」
『ありがとう。貰っておくよ。』
indischordの2nd album、”paradigm”を最初に手にしたのが、まさか最後の来日公演で日本に来ていたKISSのメンバーになるとは…
— hayatoojima (@hayatoojima) 2019年12月10日
あまりに楽しそうにセッションする様子を見たホテルの人が今日職場に電話をくれたらしい。いやメイクしてないからわからんし。
KISS最後のワールドツアーの日本公演は12/8の仙台公演から始まり、全国5都市7万人を動員予定、その後は各国での公演を経て2021年7月17日NY公演で最終日を迎えるとのこと。
— hayatoojima (@hayatoojima) 2019年12月10日
KISSのメンバーとセッションした次の日に機材壊れて財布も失くします
— hayatoojima (@hayatoojima) 2019年12月10日
全ての運を使い切った感が凄い。
— ば~みりおん (@VER100MG) 2019年12月11日
ホテルのエレベーターで一緒になった陽気なおじさま二人組。私を囲んで歌を唄いだした。ノラなければ悪いなと一緒になって手拍子したりして、楽しく会話して…
後日、リンゴスター来日を知り、彼がリンゴスターだと知った私のエピソードも置いておきます。皆さん、気さくすぎますね。— Ayano (@ayanon_nontan) 2019年12月11日