地方の中小企業の業務を僅か30行のコードで自動化して劇的に改善したところ、早番の制度はなくなり担当の女性陣に感謝され、上司の面目を潰し、最終的には旧来の制度と指示系統を乱したとして会社をクビになったお話。
これが日本のいまの現実なんだなあと。。https://t.co/1zNajuNgCY— a2see@VNOSバーチャルCEO (@a2see) 2019年12月9日
■ なぜクビになったの?
単純に、「いろいろ壊しちゃった」からです。
1)「早番」という文化・制度の破壊
コストはそのままになるべく従業員を「長く」働かせたい。そんな経営者は一定数います。同様に、従業員を道徳的・倫理的に教育し導きたいと考える経営者もいますよね。そういうマインドをもつ経営者からすれば、私は「せっかくつくりあげた都合の良い制度」を破壊した人間です。
2)現場のお姉さま&ご家族大歓喜
実は私の上司に、基幹系をメンテしてくださる方がいたのです。よく止まる基幹系を、彼なりに必死に運用していましたと思います。
ところが、都会(笑)から来た若造がサラッと調べてざっとコードを書いて、劇的な効果を上げてチヤホヤと褒められる。そりゃあ、面白くないでしょうね。…そう、私は上司のメンツを破壊した人間です。
3)じゃあこれも自動化できるのという問い合わせ
これが一番大きかったのかもしれません。
せっかく「マニュアル通りにやってくれる」ように育てた人材が「上司や社長の指示がすべてではないかもしれない」と考え始める。もっと業務が改革できないか、ハックできないかと「自ら考える」ようになってしまったのです。普通に考えればとても喜ばしいこと。
ですが、経営者から見てみれば、私は「言われたことやってりゃ良い」という洗脳状態を破壊した人間です。
■ それでどうなった…?
この成功の数週間後「自動化はやめる」というお達しが社長・部長より出ました(当時私は課長)。
現場も私も大反発しました。
ミスもバグも出ていない。実績は如実に出ている。ざっと試算しただけでも 45% 以上の実工数を削減できているのにも関わらず。何故、と色めき立つ私が聞いたのは、下記の言葉達でした。
「業務効率が上がったことは評価する。だがしかし、」
「受注データをいただくのにコンピュータに任せきりというのはどうか」
「早朝に来て、陽の光を浴びて感謝しながら作業をすることに意味がある」
「お前は(雑誌名)や(冊子名)で何を学んでいたんだ」
その数日後に私は社長に呼び出され「会社をやめてくれないか」といわれることになるのです。
色々衝撃過ぎて見過ごしてたのですが、せっかく作った自動化システムを結局破棄してるんですよね。
その理由が、>「受注データをいただくのにコンピュータに任せきりというのはどうか」
>「早朝に来て、陽の光を浴びて感謝しながら作業をすることに意味がある」
まさに現代のラッダイト運動。。
— a2see@VNOSバーチャルCEO (@a2see) 2019年12月9日
読み終わってポカーンすわ。
何がポカーンて、このクビにする側の会社の動きがそんな珍しいものでもないと分かっちゃうポカーン(´ω`)— 右端 (@migihashi384) 2019年12月9日
場所柄ってのもあるんでしょうけどね。
田舎で企業っていったら、その辺一帯が何かしらその企業に関わってるなんてざらですから(´ω`)物流ならなおさらその範囲が広いんで、影響がでかいわプライドは高いわ。
長年それでやってきてるんで変化を如実に嫌うわでもう(´ω`)— 右端 (@migihashi384) 2019年12月9日
「人は変化を嫌い、現状維持に走りたがる性質がある。」しかし「変化についていけない人はどんどんおいていかれる。」
人の性質と社会ってかなり矛盾してるんよね。しかし前者は会社の上層部に限らず、一般の人々にもまた言える話であり…
— AAたち(+α)による非公式な動画制作チーム「Project AA(仮)」 (@Project_AA) 2019年12月9日
…一般的な人たちに近いのは、「新しい習慣に挑戦しても、三日坊主で終わること」だろうか。(汗
たしかに急な変化にはついていけないのもまた一つだが…。
変わろうとしない限り、何も良くならないのもまた一つであり…。— AAたち(+α)による非公式な動画制作チーム「Project AA(仮)」 (@Project_AA) 2019年12月9日
なんというか、メンツを潰したからとかの日本的理由はよく見るので諦めるとして、これだったら上司には自分の手柄にするとか早番に別の作業ねじ込むとかいろいろ考えられるだろうに、なんでシステム自体すら…と考えてしまいますね…
— 怪奇!鳥頭変人!!(ユカイ) (@watasigomi) 2019年12月9日
都内の某大手営業会社で業務改善しようとした同僚が事業部移動になったことありますw
優秀な人間ほど煙たがられるのね・・・なんて思いました。
— ひつじ??仲間増やしディレクター (@Twinist_hitsuji) 2019年12月9日
めちゃめちゃわかりすぎる。
私はコードも書いてないしクビにもならなかったけど、
新システム導入⇒紙廃止
を推進したら売国奴扱い。結果的に圧倒的時間短縮になったのだが、導入初日にトラブった時には打ち首獄門申しつけられそうな勢いだった。
— QOI.ZF3 (@SFDLSP) 2019年12月9日
習慣を変えるというのは偉い人たちにとってそれまでやってきた実績を無視されたように感じたのかも知れませんね。このままだと若いSEの方に実質的な権威がいってしまう、と恐怖を感じたのかも。上の人の「業務改革指示でやった」という体裁が有れば上の人の面目もたったし解雇もされなかったのかなぁと
— ねんりきそうすいーさじん (@nenrikisousui) 2019年12月9日
リアル「ラーメン発見伝」 pic.twitter.com/JhjMEteISa
— しょぼ黒さんが通る(たこ焼き食べたい鈴木) (@nurikabeebe) 2019年12月9日
変化を恐れる者は時代に淘汰される…というのがよくわかる話ですね
— 時折??VBloger (@TokioriBLOG) 2019年12月9日
黒船がきた後、鎖国を選んでいたら侵略戦争の可能性があり。
その後船のことを調べて海戦技術を上げなければ最強の艦隊に大打撃を受けて。時代の節目には必ず変化が起きるもので。必ず躍進し、生存するための変化をせずには、いつの時代も滅びるのが定めですよね。今も昔も変わらず
— 時折??VBloger (@TokioriBLOG) 2019年12月9日
とあるコンサル曰く。
パワーコンサルみたいにザクザクリストラ敢行するのでなければ、コンサル先でやることはひとつ。「前任者のメンツは絶対潰さない」
というのが大事だそうですよ。
成果を挙げればその仕事を以前やってた人の評価は相対的に下がりますからね。
— ノドグロ雨@ノクターンノベルズ (@elven_ears3) 2019年12月9日
うちもシステム屋だから気持ちはよくわかるけどシステム疎いお客さん目線で考えると自動化プログラムが将来動かなくなった場合にどうするのか?
製作者が退職後のある日突然業務が立ちゆかなくなるリスクもあるのでその当たり解決しないと導入できない気もする
あと事前の根回しに足りてない気がする— unknown (@unknown_bitcoin) 2019年12月9日
僕も仙台在住なのですが、こういうケースはよくあります。
ただ、会社が内部抵抗をしたところで意味がありません。
なぜならこの方のように優秀な人材は、人手不足が顕著な地方では引く手あまた。内部抗争で弾かれた優秀な人材を競合や新設企業が獲得し、内部抗争している企業を潰しに掛かります。
— ケイ@早帰ラー (@mikaitabi) 2019年12月9日