高校入試、国語のテストで「お父さんから腕時計を貰った。腕にはめたら、ほのかに暖かかった」という描写から、暖かかった理由を問われて
①お父さんの心がこもってたから
②さっきまでお父さんが腕に巻いてたからの二択で「②だろ常識的に考えて…」って選んだら?だった時以降国語を信用してない
— 人間ジェネリク ?? (@DividedSelf_94) 2019年11月20日
巻いてたの!
お父さんが直前までハメてた腕時計を、上京の餞別としてもらうシーンなの!! 出来たてホヤホヤのお下がりだったの!— 人間ジェネリク ?? (@DividedSelf_94) 2019年11月21日
まず、前後を含めた文脈がこちら。
時代はねえ。
"改札が始まり"って描写で「あー、人力で切る時代かー、古いなー」程度に分かればおっけー。主人公は寮生活を送るために田舎から出てきたと序盤に記述があって、高い備品を買うのを渋る描写から、貧乏であることが分かる。
ここまでが前提。↓ pic.twitter.com/ddG4VGMMPV
— みつい@天狗 (@Ehu08lixjYEIXde) 2019年11月21日
んで、答えを決定付ける文章が20行くらい前の、この辺り。
父の時計を覗き見る主人公。
家計を気にして必要なものを我慢する描写。
一人称の文なので、認識の外にはなるけれど、父はここで息子に時計が必要なことを察した(……と推理するしかない。一人称だから)
↓ pic.twitter.com/TtiCHjFEAu— みつい@天狗 (@Ehu08lixjYEIXde) 2019年11月21日
国語の問題が難しいのは、アレだ。
『ここまで揃えといたら、こうでしょ、良い子的回答としては』を考えないといけない所。邪推とか、文面にないならこうともとれる! は意見としては正しいけれど、問われているのは『良い子ならこう答えるだろう』をトレースできる能力。
↓
— みつい@天狗 (@Ehu08lixjYEIXde) 2019年11月21日
小中・国語教育の根っこにあるのは、共通した認識の理解。
悪く言うなら刷り込みとも言う。父の優しさと、うまく返事できない息子の一場面。
『あー、はいはい。"これ、エモくねえ?" って言いたいんだな』と思えればテストでは正解。それに、つけて数分もすれば自分の体温と同化するし(´・ω・`)
— みつい@天狗 (@Ehu08lixjYEIXde) 2019年11月21日